少し前から話題の低温調理。大きめのお鍋に張った温度管理されたお湯で“湯煎調理”する手法ですが、意外と手間がかかるもの。が、あるアイテムを見つけて「コレは!」と即購入しました。
水不要で低温調理がかなう
アイリスオーヤマ「ポケットシェフ」
1万980円(税込)
それは、アイリスオーヤマの「ポケットシェフ」。一見100均で売っていそうなナイロンポーチにも見えますが、なんとこれが低温調理器なんです。ジッパー付きのバッグ本体の内側に電熱線が張り巡らされています。
水もお湯も用意することなく、ここに入れた食材を直接設定した温度で加熱してくれるとのこと。加熱温度は40~80℃で5℃刻み。加熱時間は10分までは1分ごと、2時間までは10分ごと、2時間以上は30分単位での設定が可能です。水を予熱する時間が短縮できるし、食材さえあれば完全放置できる点が購入の決め手。定期的にサラダチキンや魚介のコンフィを作って楽しんでいます。
コンパクトで軽量
本体のバッグ部分は23×24㎝で厚み1cmほど。そこに1mほどの電源コードがついて、重量がおよそ240g。パントリーのスキマなどに、スッとおさまるコンパクトさです。
朝にセットするだけ「サラダチキン」
我が家で最もつくることが多いのは、サラダチキンです。作り方も簡単!
ジップ袋に材料を全て入れて、つやが出るまで調味料をもみ込んだら……
ポケットシェフに入れます。
温度と、
加熱時間を設定したら、スタートボタンを押すだけ! 朝食の後に食材を入れてスイッチを押しておけば、お昼にはできたてのサラダチキンが食べられます。火も出ず、吹きこぼれることもないので、その間安心して仕事や他の家事に集中できます。
火入れの難しい魚介もジューシーに
サーモンやホタテ貝柱など、加熱し過ぎるとパサパサになって美味しくない魚介類。低温調理ならしっとりジューシーに仕上がります。
水360mlに塩と砂糖を大さじ2ずつ入れたもの(※プライン液)を用意します。ここへ前日に食材を漬けておき、
昼食の後などにオリーブオイルに漬けてポケットシェフに入れれば……、
夕食のメインができあがっているという寸法です。低温でじっくりゆっくり加熱するので身が縮むこともほとんどなく、しっとりとしたサーモン本来の美味しさを味わえます。公式サイトには簡単に作れるマスタードソースのレシピもあるので、ソースも作って添えたら、ちょっとした外食気分も味わえますよ。
とんかつ用ロース肉で「ハムステーキ」風
ボイルハムを、とんかつ用の厚切り肉でアレンジ。
オリーブオイル、にんにく、塩、お好みのハーブととんかつ用ロース肉を、前日夜または朝食後に、ジップ袋に入れてマリネしておきます。
昼食後にポケットシェフにセットしておけば……、
夕飯の時間にはしっとり柔らかなハムのような味わいに。食べる直前に、しっかり予熱したフライパンでサッと焦げ目をつければより美味しい! 堂々たるメインとして活躍してくれます。低温調理器に興味がある方は、ぜひ手軽・時短な「ポケットシェフ」を候補のひとつにチェックしてみてはいかがでしょうか?