湿気の影響で、髪の広がりやうねりが気になるこれからの季節。そんな毎日のヘアスタイリングには欠かせないヘアアイロンですが、実は愛用していたものが最近壊れてしまい……。いろいろ検討したなかで“髪をしっかり真っ直ぐにはできるけれど、できればダメージは最小限に抑えたい”というわがままを叶えてくれたのがこれでした。
パナソニックのヘアアイロンが優秀
Panasonic「ストレートアイロン ナノケア EH-HS0J」
1万7820円(税込)
筆者が最終的に選んだのは、パナソニックの「ストレートアイロン ナノケア EH-HS0J」。パナソニックといえばドライヤーやスチーマーなどさまざまな美容家電がありますが、ヘアアイロンも優秀なんです。現在販売されているヘアアイロンは3種類あり、「EH-HS0J」は真ん中のモデル。
カラーはホワイトとブラックの2色。マットな質感で傷や汚れがつきにくいのが気に入っています。ホワイトはコードの色がグレーで、主張が少ないのもグッド。
ダメージを抑えながら、しっかりストレートに
他メーカーのヘアアイロンと大きく異なるのは、水分たっぷりの「ナノイー」の力でしっとりツヤ髪へと導いてくれるという部分。通常、アイロンで施術をすると高温で水分を失い、髪の表面内側にドライスポットが多く発生した結果、髪が固くなるのだそう。キューティクルが縮むことでキューティクルの先端が開き、髪がパサついてしまうんです。一方、ナノイー搭載のこのヘアアイロンを使えば、ダメージでできたドライスポットにナノイーが水分を届け、水分バランスを整えてくれるのだとか。ナノイーにはキューティクルを引き締める効果もあるというのだから驚きです。
温度調節は、130度・155度・170度・185度・200度の5段階。約20秒で100度まで温まるなど、とにかく立ち上がりが速くてびっくり! ボタンが内側にあるのも、使用中に誤って電源をオフしてしまう&温度を変えてしまう心配がなくニクい構造です。

実際にヘアアイロンで髪を伸ばしてみるとこんな感じ。左は朝起きてから、ヘアブラシで髪をといただけの状態です。そして右がヘアアイロンをかけた後。155度で、前髪以外の髪全体をストレートにしてみました。スタイリング剤などは何もつけていません。筆者はもともとクセが少ないほうなのですが、内側はやっぱりクセがつきやすかったり、毛先がハネたり……なんてこともしばしば。ですがこのヘアアイロンなら、温度を最大限まで上げずともきちんと真っ直ぐに仕上がるので感動!ちなみに髪のクセが強い夫も一緒に使っていますが、同じく、低めの温度でも問題なくストレートに仕上げることができているようです。
指を通してみると、ヘアアイロン直後にありがちな「ギシッ」とした感じがなく、つるんとした手触り。たしかにツヤも出た気がして、これがナノイーの力……? 一度滑らせただけでほぼ真っ直ぐになるのでダメージがより減らせそうですし、ヘアスタイリングの時短にもなっています。
使いやすさは細部にも
もちろんナノイーだけでなく、本体の構造にも使いやすさの秘密がたくさん。プレート部分にはスムースグロスコーティングプラスが施されており、髪のつっかかりを抑え、摩擦によるキューティクルの損傷を防ぐ効果があるのだそう。そのおかげなのか、髪の滑らせやすさはこれまで使ったことのあるヘアアイロンの中で一番快適だと感じました。
さらに3Dクッション機能で挟みやすさもバツグン! どの角度で挟んでもプレートが上下に動く&左右に回転する構造になっており、髪にフィットしてくれるんです。最近ロングヘアからボブヘアにした筆者ですが、長い髪でも短い髪でも挟みやすく、熱を加えやすいんですよね。
コンパクトかつ、握りやすさも◎。握ったときにちょうど親指にあたる部分が少し凹んでいて、手にしっかりとなじみます。
それから、360度回転式のコードも地味に便利! 使用中もコードが絡まることなく、ストレスフリーです。
普段使いから旅行まで大活躍
最上級モデルである「EH-HN50」とも迷ったのですが、
以上の3点から、筆者は「EH-HS0J」をセレクト。仕事の出張や旅行などにも持っていきたかったので大満足しています。
逆に、さらにダメージを抑えたい場合は「EH-HN50」がいいかもしれません。このところ雨が多いですが、来月〜再来月には梅雨もやってきます。自分の髪質や髪悩みに合わせて、最強の相棒探し、ぜひお早めに!