途中交代になった選手が、ベンチで退場になる珍しい出来事がオランダであった。
舞台となったのは小林祐希(ヘーレンフェーン)や堂安律(フローニンゲン)がプレーする1部リーグのエールディビジ。その第20節、ユトレヒト対アヤックス戦の後半アディショナルタイムである。
ベンチにいたユトレヒトのドイツ人FWルーカス・ゲルトラーが……。
? | Consternatie aan de zijlijn in de slotfase bij #utraja. Lukas Görtler, inmiddels gewisseld, krijgt nu wél rood van Danny Makkelie.https://t.co/xtI66pwYHM pic.twitter.com/q3k5ahwIl8
— FOX Sports (@FOXSportsnl) January 28, 2018
タッチラインを割ったボールを拾うも相手FW、元オランダ代表パトリック・クライファートの息子として有名なユスティン・クライファートといさかいに。ユトレヒトにとっては、強豪アヤックスを相手に引き分けに持ち込むチャンスだったため、時間を少しでも稼ごうとボールを渡すことを拒んだようだ。
ただ、主審はこのゲルトラーの悪質な行為を見逃さず、2枚目のイエローカードを掲示。彼は後半13分にベンチへ下がっていたのだが、退場になってしまったのだ。まさに珍事!
ちなみに、1枚目のイエローは試合出場中の激しいタックルでもらったもの。
⚠️ | Een vieze overtreding van Lukas Görtler op Nicolás Tagliafico. Hij krijgt een gele kaart. #utrajahttps://t.co/xtI66pwYHM pic.twitter.com/NI7AoUI3x3
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これも悪質……。ユトレヒトのジャン・デ・ヨング監督すら「レイトタックルだったのでゲルトラーはあの時点で退場になっていてもおかしくなかった」と語るプレーだった。
なお、試合はそのまま0-0で終了。首位PSVを追いかける2位アヤックスにとっては手痛い勝点1となってしまった。