スポーツ
ランニング
2020/7/23 17:00

いよいよアシックスがスマートシューズ「EVORIDE ORPHE」の予約販売開始!その詳細は?

アシックスが、足の動きをデータ化するセンシングソリューション「ORPHE TRACK(オルフェトラック)」などを開発するno new folk studio(ノーニューフォークスタジオ)と共同開発した、スマートシューズ「EVORIDE ORPHE(エボライド オルフェ)」。その予約販売をMakuakeで開始することが発表されました。フットウェア好き編集部員・野田も注目していたスマートシューズが、いよいよ発売になるのです。

【関連記事】
アシックスが「スマート・ランニングシューズ」を日本初披露。 このイノベーションにワクワクが止まらない

 

まるでランニングコーチが側にいるかのよう…

エボライド オルフェは、履いて走るだけでランニング中の足の動きをデータ化し、一人一人の走り方の特徴を可視化。目標達成をサポートするシューズです。CES2020で初めてプロトタイプを発表し話題となり、今年の1月24日には日本でも初披露されました。その後、実用化に向けて改良を重ね、ついに予約販売を7月21日から開始するに至ったのです。ランナーの特徴に合わせたフィードバックをリアルタイムに音声コーチングで受けられる、スマートシューズです。すごくない?

↑「目標タイムを達成したい」「自己流では限界を感じるけど、なんとかしたい」と思っているランナーも多いはず

 

当日は、アシックススポーツ工学研究所の原野氏・猪股氏と、no new folk studio代表取締役 菊川氏よりエボライド オルフェの性能、開発秘話、実用化に至るまでの改良の経緯などについて説明がありました。

 

↑シューズ内のセンサー「ORPHE CORE 2.0」が右足・左足それぞれで計測し、分析結果はレーダーチャートで確認できます。実はこのセンサーORPHE CORE2.0も、先代の「ORPHE CORE 1.0」から50%小型されているとのこと

 

↑ORPHE CORE 2.0のサイズは幅約29mm×奥行き約45mm×厚さ約14mm。重量が約20g(片足あたり)。通信はBluetooth LEで行い、連続稼働時間は約7時間(本体設定により変動)、充電時間は約1時間

 

走りの動きや振動、衝撃を検知する加速度センサーと、足の向きや回転を検知するジャイロセンサーにより、シューズを「履いて走る」だけで距離やラップタイムに加え、ペース/ストライド/ピッチ/着地パターン/接地時間/接地の角度/着地衝撃/プロネーションなどの時系列データと足左右の平均値など、ランナー個人のランニングのデータを計測することが可能。何度も言いますが、プロトレーナーから受けているようなアドバイスを、いちユーザーが個人で取得・体験できるわけですよ。

↑アプリ画面。データの取得方法は分かりやすく、「簡単な設定をして走るだけ」で専用アプリにすべて記録されます

 

ウイズコロナによって健康への意識が高まり、ランニング人口が増えるなか、ランナーの悩みも多様化しています。これまで膨大なランナーのデータを分析してきたアシックスは、「シューズが、コーチになる。」というコンセプトのもと、エボライド オルフェの技術で、ー人一人の走りにさらに向き合っていきたいと考えているとのこと。

↑ブラック×ピュアゴールド

 

↑ホワイト×ピュアゴールド

 

Makuakeにて特別特価センサキット付きで3万4650円(税込)、センサキットなしで1万2650円(税込)で販売中です。クラウドファンディング期間は7月21日から10月8日までを予定していて、製品は11月以降に順次届く予定。また、12月からは、アシックスの一部直営店およびアシックスオンラインストアでの販売を計画中とのこと。

 

 

【フォトギャラリー(画像はタップすると閲覧できます)】