ゴルフを始めて4年。最初はスライスばかりでまっすぐ飛ぶ気配が全くなし。使っていたクラブは知り合いの上級者から譲ってもらったセットだったので、調べてみたらドライバーも上級者向け。これは道具が自分に合っていないと思い、中古で初心者向けの“つかまる”クラブを買ったことで、まあまあ良くなりました。
でも、飛ばない。とにかく飛ばない。
そんな時、昨年取材した「テーラーメイド 銀座」でクラブフィッティングを実施しているのを思い出しました。道具から入る筆者としては、腕の悪さを道具に助けてもらえれば、今後もゴルフ人生を楽しく過ごせるに違いない、そう信じて取材を申し込んでみたのです。
ゴルフスコア100を切るぞ! 期待に胸を膨らませて銀座へ!!
私の年齢は53歳。ドライバーはキャリー175ヤード、ラン200ヤード前後が平均飛距離です。ヘッドスピードは35-6m/s。初心者50代男としてはこんなもんでしょうかね。でも、できればランで230ヤードまではもっていきたいのですよ。いまだにスコア110前後をうろちょろしており、アベレージゴルファーと呼ぶのもおこがましい私ですが、ティーショットで230ヤード飛べば、100切りも夢じゃなくなるんじゃないですかね!?
という夢を抱いてテーラーメイド 銀座に行ってきました。同店はテーラーメイド直営の旗艦店で昨年11月にオープンしたばかり。1階はクラブとボールを中心としたハードグッズを販売、2階ではウエアやバッグ、アクセサリーなどを販売しています。そして地下には最新測定器を備えた試打室とパターコーナーを設置。今回はここが目的地となります。
そこで迎えてくれたのは本日私のフィッティングを担当してくれる銀座店の阿部 将さん。阿部さんによると、新型コロナウイルスの騒動が起こる前は1日平均10-15人のフィッティング客が訪れていたそうで、こうしたたくさんのお客のフィッティングを担当してきた頼りになる存在です。
フィッティングをする際には、自分が使っているドライバーを持参し、球筋やクセを分析してもらい、店舗在庫のクラブと比較するのが良いらしいのですが、そんなことはつゆ知らず、筆者は着の身着のままで来てしまいました。なので、自分が現在使っているクラブの情報と、悩みを伝えるところから始まります。悩みとは、「上がらない」「まっすぐ飛ばない」「飛距離がでない」と、まあ、全てです(笑)
銀座店でフィッティングできるドライバーヘッドは、今年2月に発売された「SIM」と「SIM MAX」、そして5月に発売されたばかりの「SIM MAX-D」の3種類。フェースをねじることで打点のブレによる左右の曲がりを軽減し、ボール落下点のバラつきを抑える「ツイストフェース」と、ダウンスイング中の空気の流れをスムーズにして力強い加速を助ける「イナーシャ ジェネレーター」を斜めに搭載し、ヘッドスピードアップが実現した戦略モデルです。SIM MAXはSIMよりフェースサイズが8%大きく、SIM MAX-Dは18%大きくなっています。フェースが大きくなるにつれてスイートエリアが大きくなり、寛容性が高くなります。つまり、よりミスヒットに強くなるということ。