Withコロナ時代のいま、“3密”を避けるアクティビティとしてゴルフが人気だ。しかし、ゴルフに興味はあれど、様々な理由で始められない、あるいは長年遠ざかっている読者は多いはず。それらのハードルを取り除く!
※こちらは「GetNavi」 2022年8月号に掲載された記事を再編集したものです。
≪ゴルフをしない理由≫
ウエアがどうにも垢抜けない……
ゴルフウエアって、どうもオジサンのイメージで抵抗あるんですよね。いやほんとにオジサンなので良いんですけど……。できたら、爽やかでオシャレなスタイルでプレイしたい!
≪アプローチ≫
夏はショーパンスタイルで軽やかにいきましょう!
ファッションのプロが教えます!
専用ウエアじゃなくてもプレーできちゃうんです
「ゴルフをするからといって、わざわざガチなゴルフウエアを着なければいけないルールはありません」
ゴルフ好きのスタイリスト、栃木雅広さんはそう断言する。サッカーやバスケットボールようにダッシュしたりジャンプしたりするわけでもないゴルフは、“動きやすい服装”くらいの感覚で十分。コースによってドレスコードは異なるが、いまではほとんどのコースにおいて、襟付きのトップスを着ていればセーフ。また、ある程度格式の高いコースでも、ショートパンツを穿いてのプレイが認められていることも多い。
「最近はゴルフブランドからも普段着のように着られるデザインのウエアが多く展開。これらは吸汗速乾や接触冷感、ストレッチ性など高機能な素材が使われているので、うまく取り入れればスマートにプレイできます」(栃木さん)
タウンユースもできるアイテムを組み合わせてイマドキのスタイリングを楽しめば、ラウンドするのが待ち遠しくなるはずだ。
【STYLE.1】グリーンが映える、技ありのモダンレイヤード
ブラックとホワイトの大胆な切り替えしがモダンな印象を与えてくれるクルーネックタイプのニットベストをチョイス。インナーのポロシャツとショートパンツは同系色のグリーンで統一感を持たせた。キャップやシューズなど小物はホワイトにして清涼感をプラスしている。
[Point] 3色ルールでミニマルに
「グリーン、ブラック、ホワイトの3色でまとめたいわゆる“3色ルール”で、色合いをガチャガチャさせないのがポイント。サイズはややルーズめのアイテムを選びましょう」(栃木さん)
【STYLE.2】トラッド感たっぷりの王道ネイビー×ホワイト
左胸部分のロゴ刺繍がワンポイントとなっている、シンプルで肌なじみの良い上質ポロは、長めの前立て部分がアクセントに。ネイビーのショートパンツはセンタークリース入りなのでキチンと感を演出してくれる。シューズはスタンスミスのデザインを踏襲したゴルフシューズだ。
[Point] 好印象なシンプル白ポロ
「オールマイティに活躍する白ポロシャツは挑戦しやすいアイテム。ネイビーのショートパンツとキャップを合わせれば、正統感あふれるゴルフスタイルが完成します」(栃木さん)
【STYLE.3】大人エレガントな洗練のグレーマジック
襟と袖口部分のトーンに変化をつけたデザインコンシャスなグレーポロが洒脱。ワッフル地のような柔らかい素材感で、ストレスフリーな着心地が得られる。ショートパンツにはブラックの側章入りで、個性的で遊び心のある雰囲気を演出。
[Point] 濃淡のあるグレートーン
「メランジ調ライトグレーポロはタウンユースでも使い勝手抜群。濃いめグレーのショートパンツを合わせれば、メリハリをつけながらも自然なアレンジに仕上がります」(栃木さん)
【STYLE.4】リゾートテイストなこだわりセットアップ
左胸にポケットが付いた旬のオープンカラーシャツは、1枚でもセットアップでも使い勝手良好。シャツとショートパンツの全体に配されたリーフ柄のプリントがクールだ。ゆったりとしたシルエットに加え、サラッとドライな素材で気持ち良くプレイできる。
[Point] 艶感のある同柄使い
「ダークトーンのリーフ柄シャツとショートパンツを合わせた、こなれ感のあるセットアップスタイル。キャップとシューズは白にすることで重すぎないイメージにしました」(栃木さん)
【STYLE.5】攻めのレオパードが冴える新感覚ストリートミックス
シャカシャカとして着心地が良く、ストレッチ性も文句なしのレオパード柄ショートパンツが主役。シンプルで飽きのこないブラックポロは、左胸のロゴ刺繍を同色にしたことで、これ見よがしではないデザインセンスを光らせている。
[Point] 存在感のあるアニマル柄
「ミニマルシックで精悍なブラックポロと、パンチの効いたレオパード柄ショートパンツを組み合わせたストリートスタイル。プレーのテンションがグッと上がります」(栃木さん)