日本時間9月10日、メジャーリーグ(MLB)が公式ツイッターで投稿した、2023シーズンから導入される3つの新ルールが話題に。MLBの狙いとは。ルール導入でベースボールがどう変わるのか。
New on-field rules instituted beginning with the 2023 season to create more game action and improve pace of play: https://t.co/wf01JRYC3t pic.twitter.com/ZlhkeyBPKE
— MLB (@MLB) September 9, 2022
1つ目は「ピッチタイマー」の導入。試合時間短縮のため、無走者の場合は15秒、ランナーがいる場合は20秒以内に投球しなければならず、打者のタイムアウトは1度まで。投手が時間を超過すればボールがカウントされ、打者が超過すればストライクがカウントされる。
Pitch Timer: How the pitch clock will increase pace of play ⬇️ pic.twitter.com/czTLdnM1Uh
— MLB (@MLB) September 9, 2022
MLBニュースのツイッターでも時短が検証され、これにより9回で28分短縮されるとみられている。
2つ目は「ベースサイズの拡大」。一塁、二塁、三塁の各ベースが現状の15インチ四方(約38.1cm)から18インチ四方(約45.72cm)に拡大することで、野手と打者の接触などに怪我を防ぎ、塁間が短くなることで盗塁増も期待される。
Bases: How bigger bases will improve player safety ⬇️ pic.twitter.com/64N047KXip
— MLB (@MLB) September 9, 2022
最後は「守備シフト制限」だ。二塁ベースの両サイドに2人ずつ配置しなければならず、これまでの極端なシフトが禁止される。
Shift restrictions: More on how the shift restrictions will showcase athleticism ⬇️ pic.twitter.com/SW5SizwZmB
— MLB (@MLB) September 9, 2022
これらのルール変更で期待できる効果は時短。守備シフトもシフト変更に時間がかかるとも言われている。そして大きく変わりそうなのが盗塁の増加だ。塁間が短くなるだけでなく、ピッチタイマーの導入で3度目の牽制球で走者を刺せなければボークとなる。
現在は本塁打での得点が偏重され、盗塁数は年々減少しているが、これにより試合時間とともに攻撃もスピーディーなベースボールが帰ってくることに期待されているようだ。