日常的に着用して楽しい睡眠トラッカー
まずは、睡眠時間や睡眠レベルなどを測ってみました。こちらが私の睡眠記録。「睡眠には自信があったんです!」というのもなんだか変ですが、浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠のバランスが適切にとれています、と良い睡眠という結果が出て満足です。ちなみに翌朝のスコアは9時間半も寝てしまい、81点まで下がりました(笑)。
頼りになるコーチ機能
計測を続けてデータが揃ってくると、アクティビティ計測時に“今日のおすすめのトレーニング”というのが提示されます。ある日、私に提示されたのは6:10/kmのペースで1時間3分走ること。「(私にしてはちょっと負荷高めだな……)」なんて思いながらも言われた通りやってみることに。
走ってみた結果は“プロダクティブ”でした。“プロダクティブ”というのは、トレーニングステータスの一つ。「トレーニング負荷があなたのフィットネスを正しい方向へ導いているので、このままの状態を維持してください!」というステータス。ほかにも、理想的なレースコンディションであることを知らせる“ピーキング”、トレーニング負荷が高く、逆効果であることを知らせる“オーバーリーチング”などのステータスがあります。
Forerunner 265Sのコーチングを聞き、おすすめのトレーニングをしたから、“プロダクティブ”と出ているんですね。しっかりと負荷のある練習ができたようで気持ちの充実度も上がりました。リカバリー65時間と出ているので、しっかり休息も取ることにしました。
いつでも側にいてくれる頼りがいのあるパーソナルトレーナーだった!
正直なところ、Forerunner 265Sを実際に使ってみるまでは、スマートウォッチに対して、「本当に最低限の機能でいいから軽くして!」と思っていた私。いざ使い始めると、「これ以上は求めません!」というくらい軽いのに、あまりにも高性能でとても驚きました。ここでご紹介したのはほんの一部の機能で、ほかにもたくさんの機能があるので気になる方は調べてみてください。
寝る時に時計をつけることにも最初は抵抗があったのですが、睡眠のデータやリカバリーされているのを数値で確認することが結構楽しみになっていました。どんな練習をすべきかわからないランナーって意外と多いと思うので、今の自分の体力に対してどれくらいやれば体力が向上するか、どれくらい休息が必要か、といったことを示してくれるのは助かりますよね。オーバーワークを防いでケガ予防にもつながるので、ランニングを長く楽しむためにも良い指針となってくれそうです。
おすすめのトレーニングとして出されたお題に応えていくのも楽しかったし、Forerunner 265Sを着けていること自体が走るモチベーションになっているのを実感しました。
練習メニューも組んでくれてモチベーションまで上げてくれるなんて、スマートウォッチの域を超えていますね。いつでもそばにいてくれる頼りがいのある専属パーソナルトレーナーといった感じ。機能を知るまでは6万800円(税込)というお値段が悩ましいと思っていましたが、1回払いきりでずっと専属のパーソナルトレーナーがついていると思えば手が伸びるかもしれません。
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