会社員として働いていると、競合他社の動きは気になるもの。他社が一歩リードしていると、競争心をかきたてられますよね。
それでは、文房具メーカーの社員は一体どんな他社製品に刺激を受けているのでしょうか? 今回、4人の社員が「やられた!」と思ったアイテムを紹介。どれもアイデアが斬新で舌を巻いてしまうものばかりです。
【その1】ナカバヤシ「ライフスタイルツール ファイルタイプ」(B5)2484円~(A4)3132円
閉じるとファイルのような形になる収納ケース。デスクの上はもちろん、本棚などでも保管が可能。ほかにも様々な形が出ています。
こちらは、キングジム 広報室の稲葉大力さんが「ラインナップが複数用意されているので、自分に合ったサイズを選べて良いですね」と評価しているツールです。
【その2】呉竹「筆ごこち」216円
硬筆筆ペンの代名詞ともいえるアイテムです。サインペン感覚で手軽にメリハリの効いた字が書けます。ペン先の細さは、2種類用意。
こちらは、ゼブラ 広報室の池田智雄さんが「先まで尖ったペン先は、きれいな字が書けます。耐久性もよく年賀状100枚書いても尖ったままです」と評価している筆ペンです。
【その3】月光荘「スケッチブック アツ」291円~
スケッチブックというだけあって、色鉛筆や水性ペンなど、どんな画材とも相性が良いです。一般的な画用紙に近い厚さの紙を使っています。
こちらは、プラス 紙製品マーケティング部の稲垣裕嗣さんが「製品計画のアイデアや、プレゼンの流れを考えるときに重宝。とにかく書き味が良いんです!」と評価しているスケッチブックです。
【その4】プラス「フィットカットカーブ ツイッギー」702円
カーブ形状の刃により、携帯ハサミとは思えない抜群の切れ味を誇ります。ペンのようにペンケースに入れて持ち歩ける究極スリム設計です。
こちらは、三菱鉛筆 商品開発部の川上亮介さんが「小さいペンケースにぴったり。糸のほつれを切ったり、ちょっとしたときに活躍します」と評価しているハサミです。
文房具メーカーの社員が評価している文房具は、バラエティ豊かな4アイテムが揃いました。文房具を知り尽くしている達人クラスが脱帽するアイテムは、画期的な工夫が満載。仕事効率アップのために使ってみては?
【教えてくれた人】
キングジム 広報室 稲葉大力さん
ファイルとテプラで知られる同社で広報歴4年。PR業務のほか、WEBプロモーションも担当。
プラス 紙製品マーケティング部 稲垣裕嗣さん
文房具業界歴10年で、現在は紙製品の企画開発担当。ノートのほか名刺入れも黒で統一。
ゼブラ 広報室 池田智雄さん
文具業界歴25年。ゼブラの広報室室長。最近ペン習字を習い始め、つけペンを持ち歩ている。
三菱鉛筆 商品開発部 川上亮介さん
2003年に入社。国内営業担当などを経て、現在、商品開発部にてボールペンの企画を担当。
構成・文/きだてたく、鈴木翔子(本誌) 撮影/篠田麦也