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2018/10/17 19:30

ニッチ文房具「ロールペンケース」にブームの兆し! 最新2選を濃厚レビュー

レギュラーの筆記具にすぐ手が届くロール&ポーチ

もうひとつオススメしたいのが、こちらも巻型と袋型のハイブリッドであるレイメイ藤井「クルマーレ」だ。

↑レイメイ藤井「クルマーレ」1404円

 

マグネットスナップのボタンを外すと、ロールとジッパー付き三角柱ポーチがくっついた状態に展開する。ロール部にはペンホルダーのゴムベルトが4連ついているので、ここに日常的に多用しているレギュラー筆記具を備えておけば、いちいちポーチ側を探らなくても、素早くアクセスできるというわけ。

↑ポーチにくっついて細2本、太2本のペンホルダーがついたロール部が展開

 

↑レギュラー以外のペンや消しゴムなどはポーチ部へ。ペンだけなら13〜15本ぐらいは入る

 

ホルダーベルトは、単色ボールペンやシャープペンシルに合わせた小径がふたつと、多色・多機能ペンを挿しやすい太径がふたつに分かれているので、ここは好みに合わせて使い分けられる。ロール部にはフラップもついているので、収納時はペンの両端にフラップを被せておくと、持ち歩き時にうっかりベルトから筆記具がすっぽ抜けて落ちるということもない。

↑ペン先を保護しつつ、抜け落ちを防ぐフラップ付き

 

ポーチ部は、見た目がスリムな割にはそこそこ入るかな、という感じ。安定して使うならペン5~6本+消しゴム+定規+付箋、ぐらいが適量というところだろう。

 

欲しい物が素早く取り出せるロールペンケースのメリットを享受しつつ、いま使っているペンポーチの中身を担保できるということで、こちらは気軽にトライしてみても良さそうだ。

 

【著者プロフィール】

きだてたく

最新機能系から駄雑貨系おもちゃ文具まで、なんでも使い倒してレビューする文房具ライター。現在は文房具関連会社の企画広報として企業のオリジナルノベルティ提案なども行っており、筆箱の中は試作用のカッターやはさみ、テープのりなどでギチギチ。著書に『日本懐かし文房具大全』(辰巳出版)、『愛しき駄文具』(飛鳥新社)など。近著にブング・ジャムのメンバーとして参画した『この10年でいちばん重要な文房具はこれだ決定会議』(スモール出版)がある。

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