文房具
2019/4/1 17:15

書類が猫まみれ…銀行印に使えるのにかわいい「猫はんこ」

猫好きな人を中心に人気のある猫グッズの中でも、最近にわかに注目を集めているのが「猫はんこ」。文字と一緒に猫のイラストやモチーフをスタンプできる印鑑には、捺すだけで楽しくなるものはもちろん、銀行印や認め印として使用できる実用的なものまであるのです。さらに、オフィスで書類や封書に押す「確認済」「重要」など、メッセージ系のスタンプを作ることもできます。

 

今回はそんなさまざまな猫はんこの中から、オフィスでも使えるような大人なデザインのタイプを紹介します。

 

猫の街で見つけた種類豊富なはんこ店
「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」

 

猫グッズの聖地として親しまれてきた谷中銀座商店街。猫グッズ専門の雑貨店や、猫をモチーフにしたスイーツが食べられるカフェなどのお店が並びます。その一角にある「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」では、その場で注文ができ、空いていれば30分ほどで仕上がるゴムタイプの印鑑を扱っています。

 

書体やインクの色も選べ、イラストの種類も豊富。「漢字なら3文字、アルファベットや数字なら4〜6文字入れることができます。苗字でお作りすることが多いのですが、下の名前や好きな言葉などを希望される方もいらっしゃいます。すべての商品がインターネットからもご注文いただけます」(邪悪なハンコ屋 しにものぐるい)

 

「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」の売れ筋商品

では、すぐに受け取れるゴム印や銀行印として登録できる猫ハンコを紹介しましょう。

 

1. その場で受け取れるのがうれしいゴム印

各2800円
10mmのスタンプにつく外側のケースは、黒と白の2種類から選べます。「もともとあった黒いケースは、シンプルなケースに猫足がついているのがポイントです。今年2月に発売したばかりの、顔つきの白いケースはかわいいとご好評をいただいており、大変人気があります」

 

イラストや文字、書体などを決めて注文すると、その場でパソコンと機械を使ってゴム面に印字をし、部品を組み立ててインクを注入してくれます。「お受け取りいただく時点で約5000回分のインクを入れるので、なかなか減らないのですが、補充インクも販売しています。長くご愛用いただけますよ」

 

2. 大きいサイズで見やすいゴム印

3500円(18mm)、3800円(24mm)、5600円(37mm)
こちらは18mm、24mm、37mmの大きなタイプのゴム印です。絵柄や書体、インクの色などは10mmのものと同じように選ぶことができ、その場で受け取ることができます。「ゴム印は銀行印には使えませんが、朱肉がなくても手軽に押すことができる便利さがあるので、宅配便の受け取りや、実印でなくてもよいような書類に押すのがオススメです。友人への手紙に押してもいいですよね」

 

3. 銀行印として登録できる木彫りタイプの印鑑

4800円(12mm)、6900円(15mm)、9800円(18mm)
注文から一週間ほどで受け取れる木彫りタイプの印鑑は、銀行印として登録することができます。「印鑑をたくさんお持ちだと、どの印鑑をどの銀行に届けたか忘れてしまうこともあるかと思いますが、イラストのおかげで覚えていられるようになった、という声も届いています。また、苗字だけの印鑑に比べて複雑な絵柄で複製しにくく、セキュリティ面ににおいても効果的であるとおっしゃっていただいています」

 

4. 高級感のあるチタンでできた印鑑

9800円(ケースつき)
丈夫でスタイリッシュなチタン製の印鑑は、耐久性に優れており、手入れしやすいのが特徴です。「水洗いできて錆びることもないので、目詰まりしてもブラシなどで洗って乾かせば、いつでも鮮明な印を押すことができます。長く使いたい方にはぜひおすすめしたいタイプです」

 

Shop Data

邪悪なハンコ屋 しにものぐるい
所在地:東京都台東区谷中3-11-15
営業時間:10:30〜18:00
定休日:火曜日
アクセス:JR山手線日暮里駅から徒歩5分
https://www.ito51.com/

 

インターネットで注文できる個性的な猫はんこ店
「印鑑はんこSHOPハンコズ」

続いてご紹介するのは、インターネットから手軽にオーダーできるハンコ屋さん「印鑑はんこSHOPハンコズ」の猫ハンコです。

 

1. オフィスシーンにぴったりな隠し絵風の猫ハンコ

「ひょっこりにゃん」
3800〜5000円(素材により異なる)
“ひょっこりにゃん”というネーミングの通り、文字に隠れるようにしてデザインされた猫のハンコ。さりげないイラストはオフィスでも使いやすく、発売から1ヶ月経たないうちに400本以上の予約が入った人気ぶりです。

 

「もともと猫のイラストが大きく入ったものを発売していたところ、SNSなどからさまざまなアイデアをいただき、こちらの開発に至りました。手前の3本は、硬度があり独特な木目が美しい真樺でできたタイプ、うしろの3本は木彫りのタイプです。他にも黒水牛でできたものや、荷物の受け取りなどで使えるスタンプタイプがあります」(株式会社岡田商会・岡山耕二郎さん)

 

2.オリジナル感溢れるニャンコの枠の猫ハンコ

「にゃんコ」
2000〜3500円(素材により異なる)
こちらの“にゃんコ”も、“ひょっこりにゃん”同様に木彫りや黒水牛タイプがありますが、手軽に押せるキャップレスのタイプもあります。「朱色、赤、黒、青のインクからお選びいただくことができ、専用のインクで補充することが可能です。絵柄は20種類の猫枠から選ぶことができます。サインの代わりや自前のものへの名入れ代わりにポンッと押せてよいと好評をいただいています」

 

Shop Data

「印鑑はんこSHOPハンコズ」
https://www.rakuten.ne.jp/gold/hankos/

 

オーダーデザインで自分だけの猫ハンコを作れる猫ハンコ店
「城山博文堂」

名前に合わせてバランスよく猫のイラストを配置してくれる、オーダーメイドの猫ハンコは、デザイン印鑑で有名な「城山博文堂」のもの。ペットの似顔絵からイラストを起こしてハンコにできる「ペット似顔絵ハンコ」もあるんです。

 

名前の一部が猫に変身!

「ニャン鑑」
5120円〜(印鑑タイプ)、3950円〜(シャチハタタイプ)
印鑑タイプとシャチハタタイプの2種類がある“ニャン鑑”は、入れたい名前と書体を選ぶだけで、どの部分を猫にデザインするか考えてもらえるオリジナリティ溢れる猫ハンコです。「もともとデザイン性のあるハンコを作っていたのですが、あるとき名前の一部が猫に見えて、そのまま作ってみたところ思った以上によいデザインになったので、発売を決めました。オーダーですから、猫を控えめにした会社用のものを作りたいですとか、遊び心のあるものを作りたい、などのリクエストにもお答えできます」(城山博文堂・城山謙一さん)

 

Shop Data

「城山博文堂」
https://www.inkan.name/

 

自分用だけでなく、プレゼントとしても喜ばれる猫はんこ。デザインによっては実印として認められるものもありますので、用途に合わせて選ぶのも楽しいですね。なお、実印として登録したい場合は、各自治体に問い合わせてみてください。

 

取材・文=吉川愛歩 撮影=矢部ひとみ[「邪悪なハンコ屋しのものぐるい」取材分] 構成=Neem Tree

 

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