古いはさみについた粘着ベタベタもケアする
さて、新製品のはさみがすごいのは分かった。それはいいとして、うちにある古いはさみが刃に粘着材がネチャッとへばりついて、切れ味は落ちてるし、刃を開閉するのも粘っこくて気持ち悪いしで、なんとかならないだろうか。
個人的には「もう新しいはさみ買ってくださいよ」と言いたいところだが……まぁ、ずっと使っていて愛着があるはさみだったりしたら、簡単に手放したくない気持ちも分かる。とはいえ、付着した粘着材は水洗いしたぐらいでは取れないし、こすって拭いても広がって被害箇所が広がるだけ。意外ときれいにするのは難しいのだ。
そういう場合には、専用のクリーナーを使ってみてはどうだろう。
3Mの「はさみ強力クリーナー」は、強力な溶剤を染み込ませたウェットシートで刃にベタベタ付着した粘着剤を除去する製品だ。
ちなみにこの溶剤はアルコール系なので、一般的なフッ素コートにはまず問題ないが、パーフェクトバリアには使用しないように要注意。
使用する際には、まず袋から取り出したシートを二つ折りにして付属のヘラの先端をくるむ。そうしたら、シートごとヘラを刃に当てて、粘着材をこそげ取るように拭き取るだけ。何度かこすっていると、じわっと粘着材が浮いてきて、最後にはスルンと取れてくるはずだ。
ちなみにシート越しとはいえ刃を指でこするのは危険なので、必ずヘラを使うようにしてほしい。
あとは、ウエスかペーパータオルで乾拭きをしてやればOK。仕上げに刃の要(接合部)に軽くシリコンスプレーでも吹いてやると、動きもスムーズになって切りやすさも復活すると思う。
この程度のちょっとしたケアでまた快適に切れるようになるので、ぜひトライしてみてほしい。