文房具
2019/12/12 19:30

スマホや文房具をスタンバイする「デスクオーガナイザー」をデスクが狭いデジタル時代にこそ再評価したい!

デビカ「Put in Put」は付箋の活用に便利

もうひとつ紹介したいのは、デビカの「Put in Put」。持ち運びはとくに想定されていないであろう、自席に据置型のデスクオーガナイザー……というより“高機能ペン立て”といった感じのコンパクトな製品だ。

デビカ
フセンボード付きペンスタンド「Put in Put」
580円(税別)

 

収納できる物も、筆記具などをペン立てに入れたら、あとは付箋をストッカーに立てておける程度。単純にデスクオーガナイザーとして捉えると物足りない気もするが、それを補って便利なのが、ペン立ての横にあるフセンボード(写真の青い板)である。

↑ペン立ての容量は筆記具5〜6本ぐらいがちょうど、という感じ
↑ペン立ての容量は筆記具5〜6本ぐらいがちょうど、という感じ

 

要するに幅85㎜ほどの“板”なのだが、ここに伝言や備忘録メモ、スケジュールなどを書いた付箋を貼っておけるのだ。

 

そんなのPCのモニターに貼っておくからいいよ、という人もいるだろうが、モニターからびらびらと付箋がはみ出して貼られているのは、あまり見た目のいいものではない。なにより、付箋の端に手などが当たるとウッカリ剥がれ落ちてしまったりも。

 

それなら専用のボードに貼ったほうが安心だし、なによりボードと付箋ストッカーが一体化しているので使いやすいのだ。

↑フセンボード下部には、付箋がストック可能。ただしスペースが薄いので、厚い束は入らない
↑フセンボード下部には、付箋がストック可能。ただしスペースが薄いので、厚い束は入らない

 

ひとつ気になったのは、ペン立て部とフセンボードが凹凸で組み合わされているだけなので、簡単にスポッと分離してしまうということ(一応、ボードだけでも自立は可能)。もしかしたら、ペン立てだけを分けて別の場所で使う……ということもあるかもしれないが、普通に考えれば、あまり分離する意味はなさそうだ。

↑ボードとペン立ては単に凹凸で組み合わせるだけなので、簡単に外れる。個人的には接着剤で固定したいぐらい
↑ボードとペン立ては単に凹凸で組み合わせるだけなので、簡単に外れる。個人的には接着剤で固定したいぐらい

 

全体がプラ製で軽く、置いたときの安定性は、ほぼペン立てに入れた筆記具の重量に依存する構造なので、できればもうちょっとペン立てとボードがカッチリとハマるようになっていたほうが、使いやすかったかなと思う。

 

とはいえ、パッケージに「ありそうでなかった、フセンボード付きペンスタンド」と書かれているように、意外となかったし、なぜなかったのか不思議なほど、使いやすい組み合わせでもある。特に、一日のスケジューリングに付箋を使っているタイプの人は、かなり便利に使えるのではないだろうか。

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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