イベントやメディアへの出演、新作文房具のプロモーションなどに引っ張りだこの文具ソムリエール・菅未里さん。仕事柄、文房具を試す機会は多く、手元には山のような文房具が……。そんな菅さんが、自腹を切ってまで手に入れた、いま本当に気に入っている文房具とは?
手書きが人気の一年
今年は「手書きの年」でもありました。新型コロナウイルスの影響で自粛を強いられたためだと思いますが、カードや封用、びんせん、はがきといった、家の中で楽しめる手書き関連の商品が人気になっているのです。
パンデミックに見舞われた人は、今や「書く」ことでつながりを保とうとしているのかもしれません。
季節もののレター用品に注目
そういう商品を「レター用品」と総称しますが、レター用品は季節イベント限定の商品が多いのも特徴です。
ややこしいのは、メーカーが「〇〇限定」とうたわず、さりげなく発売する場合が多いこと。レター用品はシーズンごとに入れ替えることが珍しくないからだと思いますが、ユーザー側からすると、新商品が数か月で消えてしまうリスクもあるわけです。
というわけで私は、気に入ったレター用品は迷わず買うようにしています。実はそれが限定品で、すぐになくなってしまう可能性もありますからね。
夏・冬は手紙シーズン
そんなレター用品ですが、種類が増えるのが夏と冬です。暑中見舞いやクリスマス、年賀状など手紙を出す機会が多く、かつ、ヒマワリとか雪だるまとか、商品にしやすいモチーフが多いからではないでしょうか。
ですから今の時期は、レター用品に注目しているのですが、今年はこんな素晴らしいカードが見つかりました。今回は、クリスマスカードを例にとってご紹介します。
対極のかわいさの「Christmas night」と「クリスマス演歌犬」
ひとつは、G.C.PRESSの「Christmas night」。クリスマスものというとかわいいものが多いのですが、これは大人でも楽しめる、上品なかわいらしさが魅力です。仕事関係の方に送ってもいいですね。
G.C.PRESS
便箋 Christmas night
858円(税込)
G.C.PRESS
封筒 Christmas night
528円(税込)
もうひとつは、おなじみ日本ホールマークの「クリスマス演歌犬」。文字通り、サンタさんのコスプレ(?)をして気持ちよさそうに演歌を歌う犬です。
日本ホールマーク
クリスマス演歌犬
1078円(税込)
なんという愛らしさでしょう。上の「Christmas night」とは対極にあるかわいさですが、子どもっぽさもなく素敵です。
季節のグリーティングカード自体がプレゼントにも
手紙やカードはプレゼントに沿えるイメージが強いかもしれませんが、シーズングリーティングには豪華なものも多いので、単体でプレゼントにもできます。特に、今回ご紹介したようなものなら、インパクトも大きいでしょう。
今年は人とのつながりが試された一年でした。そんな年末年始に、個性的なカードやレターを送り、相手をほっこりさせてはいかがでしょうか?
「菅未里の自腹買い文房具」バックナンバー
https://getnavi.jp/author/misato-kan/