文房具
2022/7/30 10:45

性能もデザインもこだわった多彩な筆記具がそろう店・カキモリ

店主の好きなモノだけを集めた店や、書く楽しみを伝える店など、個性的な文房具店が日本全国に存在する。思わず足を運んで寄ってみたくなる文房具店をピックアップ。

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

 

カキモリ

(住) 東京都台東区三筋1-6-2

https://kakimori.com

スタッフ

岡本華歩さん

「つけペンで新たにペンニブが仲間入り。Gペンっぽい見た目ですが、先端にペンポイントがついて万年筆に近い書き心地です。手入れも簡単なので、万年筆初心者の方にもオススメ」

 

 

性能もデザインもこだわった多彩な筆記具を揃える

カキモリは東京・蔵前の住宅街にひっそりと佇む文房具店。清潔感のあるオシャレな外観で、年齢性別問わずユーザーが訪れる。

 

既製品の万年筆やボールペン、レターセットを販売するほか、表紙から中紙、留め具までを選んで自分だけのノートを作成することもできる。さらに、代表的な商品であるオリジナル万年筆インク「Kakimori ink」は、独創的。“ぽたり”と垂らしたガラスの液体が、雫のまま自然と固まったような造形の瓶と、深みのある瑞々しい顔料インクが特徴で、ファンの心をつかんでいる。

 

「ペン先が入れやすいよう8度だけ傾けた瓶口や、つけペンの軸を汚しにくいよう底浅の設計で使い勝手も抜群。倒れにくいのもポイントです。また、インクの名前も『ぽっ』や『とろり』など、古語を使用して印象的にしました」(岡本さん)

 

書き心地はもちろん、デザインも優れた商品を多数ラインナップ。そのなかから、触れて試してみれば自分にピッタリなつけペンやインク、ノートなどを見つけられるだろう。より一層“書くこと”を楽しめるはずだ。

 

↑好評を博す同店のオリジナルつけペンは、自分にピッタリなペン先を様々な素材と形状から選べる。今季に登場した漆軸(写真の中央)は、手仕事感の高い仕上がりが魅力

 

↑店内2階に併設された「inkstand」。スタッフと相談しながら17色のベースカラーを調合し、世界で1色のオリジナルカラーを作れる。店舗に行けなくても郵送でオーダー可能