姿を隠しながら目立たせる!? 矛盾した付箋「線ふせん」のアイデアに脱帽

ink_pen 2019/5/3
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姿を隠しながら目立たせる!? 矛盾した付箋「線ふせん」のアイデアに脱帽
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

ハンコはココ!と指示する付箋

「線ふせん」は、サンスター文具が毎年開催している「文房具アイデアコンテスト」で2018年にグランプリを獲得したものを製品化した、“ロクイチブング”(このコンテストがもともと「6月1日 挑戦の日アイデア募集」としてスタートした企画なので、ロクイチ)というブランドのもの。

 

ちなみに一昨年、2017年のロクイチブングとして発売されたのが、書類に貼る「マルするふせん」だ。

↑サンスター文具「マルするふせん」各367円
↑サンスター文具「マルするふせん」各367円

 

これは「書類を郵送して、捺印して送り返してもらう」というシチュエーションに効く、アイデア付箋である。

 

契約書などをやりとりする際に、捺印する場所が何か所もあったり、分かりにくかったり、ということがよくある。そこで捺印してほしい場所に「マルするふせん」を貼っておくと、カラフルなリング+タブでピンポイントに指示ができるようになる、という仕組みである。

↑書類に貼れば、一目で捺印箇所が分かる
↑書類に貼れば、ひと目で捺印箇所が分かる

 

これも従来は四角い付箋を貼ったりしていたのだけど、捺印箇所が多いと「ここに捺印してください→」みたいな指示をいちいち書くのも手間だった。これなら「ご捺印ください」と指示の入ったタイプをペタッと貼るだけで済むので、作業量は大幅減だ。

 

形状が特殊なので使いどころは限られるが、その分だけ機能特化しているわけで、使ってみるとなかなか重宝するはず。

↑他にも、カレンダーの日玉がわりに貼って予定を書き込むなどの使い方が考えられる
↑他にも、カレンダーの日玉がわりに貼って予定を書き込むなどの使い方が考えられる

 

今年度の文房具アイデアコンテスト受賞作が発表となるのは、今月末(5月31日)。ここからまた面白い製品が生まれるかもしれないので、文房具好きなら注目しておきたいところだ。

 

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