タフで書類を傷つけず、渡して恥ずかしくない! コクヨとプラスのちょっとイイ「クリアホルダー」

ink_pen 2020/5/8
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タフで書類を傷つけず、渡して恥ずかしくない! コクヨとプラスのちょっとイイ「クリアホルダー」
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

気合いの入ったラッピングとしてのクリアホルダーならプラス「クリアーホルダー 厚口(角R)」

もうひとつ紹介したいのは、他人に渡す方のクリアホルダー。こちらは、あくまでも書類の包み紙役に徹してもらいたいので、あまり特殊な見た目や機能があると少々困る。できるだけ普通のクリアホルダーで、なおかつ防御力は高い方がありがたい。

 

その条件を満たしているのが、これも筆者が絶賛愛用中のプラス「クリアーホルダー 厚口(角R)」だ。

プラス
クリアーホルダー 厚口(角R) 20枚入り
オープン価格(実勢価格950〜1000円)

 

ご覧の通り、パッと見にはまったく普通のクリアホルダーである。だが、一般的なクリアホルダーと比べてみると、その差は一目瞭然。垂直に立ててみても、ほぼたわまない。あきらかに硬い!

 

なにしろ、厚みがまったく違う。一般的なものがだいたい厚み0.2mmなのに対して、厚口の方は0.5mmと、倍以上の厚みがあるのだ。

↑一般的なクリアホルダー(左)との比較。厚口はピンと立つほどに硬い
↑一般的なクリアホルダー(左)との比較。厚口はピンと立つほどに硬い

 

さらに嬉しいのが、四隅の角マル加工である。クリアホルダーの角は基本的に尖っているもので、これが指に当たると地味に痛い。また、カバンにニットと一緒に入れておくと、尖った角が編み目を引っかけて、ほつれの原因になったりする。

 

角マルになっているだけで、そういったトラブルから解消されるのだから、地味だけどいいよね、という話なのだ。そもそも、こんな硬いホルダーの角が尖っていたらと思うとゾッとする。

↑刺さると痛い、意外にも面倒なクリアホルダーの角。やはり角マル加工された厚口(右)の方が、安心感が高い
↑刺さると痛い、意外にも面倒なクリアホルダーの角。やはり角マル加工された厚口(右)の方が、安心感が高い

 

問題は、価格だろう。あくまでも他人に渡す前提……消耗品である。クリアホルダーは安いからこそ気軽に使い捨てできるわけだが、こちらは実勢価格で1枚あたり50円前後。安ければ100枚で800円ほど(1枚8円)が一般的な値段なので、確かに気軽にホイホイと配るには躊躇してしまう。

 

いささかみみっちい話だが、筆者も“気合いが入った書類”を渡す時に限定して使っているぐらいだ。

 

ただ、手で触ったときにあきらかに感じる高級感(表面は梨地加工!)も含めて、もらった側も「お、なんかいつもと違うな」とは分かってくれるはず。当然、気合いの入った書類なら折れるなんてもってのほか。そういうのをやり取りするなら、これぐらいのコストは払ってもいいんじゃないだろうか。

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

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