強粘着テープを指に粘着させない二律背反を実現!スコッチ「スーパーホールドテープ」と技ありサックの組み合わせが最強だった

ink_pen 2020/8/7
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強粘着テープを指に粘着させない二律背反を実現!スコッチ「スーパーホールドテープ」と技ありサックの組み合わせが最強だった
きだてたく
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きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

なにより最大のポイントは、粘着力のアップだろう。試しにテープを引き出してみると、指の腹にベタッとしっかり貼り付くのが感じられる。おそらく、しばらくこの手のテープを使っていなかった人なら「えっ、こんなにくっつくの?」と驚くであろうレベル。

 

製品として「粘着剤を従来の30%増量」を謳っているだけあって、一般的なセロハンテープやメンディングテープと比較しても、粘着の強さは圧倒的だ。仮止めするにしても、例えば「重量的にセロハンテープだとちょっと粘着力が不安だな」と感じていたケースでも、これなら使えるかもしれない。

↑従来のセロハンテープ(左)と「スーパーホールドテープ」(右)を紙に貼って引き剥がしてみた。テープ側についてくる紙の量で、粘着力の差が見えるだろう

 

ただ、個人的に最も感心したのは、粘着力以上に、テープそのものの使いやすさ。基材(フィルム部分)にしっかりとしたコシと厚みがあるため、長く引き出したテープがヘニャッと曲がって粘着剤同士がくっつく、いわゆるテープが輪になるミスが起きにくいように感じた。

 

また、粘着力が強いにもかかわらず、引き出し抵抗が少なく、スルーッとロールから引くことができるのも嬉しいところ。

↑テープは通常よりわずかに厚い(0.061㎜)程度だが、それでも取り回しが良くなっているように感じられる

 

さらに、これは使い始めたばかりなのでなんとも言えないが、粘着剤の劣化が少ないというのも、売りのひとつとなっている。

 

セロハンテープがゴム系粘着剤なのに対して、スーパーホールドテープはアクリル系粘着剤。ゴム系よりも耐候性・耐光性に優れているのは確実なので、少なくとも半年経たないうちに黄ばんでくる、なんてことはないはずだ。

↑「スーパーホールドテープ」(左)とセロハンテープ(右)の封を水没させたもの。セロハンテープは水に弱いので、少し力を入れると簡単に破れてしまう

 

ちなみに、ポリプロピレン基材+アクリル系粘着剤の組み合わせは、がっちり強粘着+耐水性の梱包用PPテープと同じ組み合わせ。封緘にも、水に濡れるだけで簡単に破れてしまうセロハンテープより安心して使えるだろう。

 

さて、もうひとつ、テープ貼り作業用に最近見つけて「これいいな!」と思ったモノがある。

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