目下、ドライブレコーダー市場は「安かろう悪かろう」の時代から、高性能な製品にシフトしています。そんななかGetNavi webが注目するのはケンウッド。この9月には新製品の「DRV-325」「DRV-320」が登場しますが、本記事では2月に登場したDRV-410をピックアップします。高画質なうえ、先進安全機能を搭載する同機。3つのウリの部分を中心に解説していきましょう。
ケンウッド
DRV-410
実売価格2万2800円
同社の新フォーマットで作られたニューモデル。GPSとGセンサーを搭載し、視野角は対角が約128°、水平方向が117°を実現しています。記録メディアはmicroSDHCで8GB~32GBに対応。
動いているときはもちろん止まっているときも高画質撮影
ドラレコで最も重要なのは画質である――と筆者(編集部・山田)は宣言したいです。というのも、以前旅行でドライブレコーダーを購入した際に、苦い経験があるため。旅の思い出を長く記録したいあまり、高画質すぎると長時間撮影ができないと考え、画質のスペックがあまり高くないモデルを買ってしまったのです。ウキウキな気持ちでドライブ&録画したのですが、画質が粗くて旅情のへったくれもない映像に。こんなんだから、旅行から帰っても一度も見返すことはなく、HDDの肥やしになってしまいました。
このような“ドラレコあるある”を解決してくれるのが、優れた画質を実現したケンウッドのDRV-410です。高画質のCMOSセンサーを採用し、フルHDを超える3M記録モードを搭載するので、ディテール表現はバッチリ。描写力が素晴らしく、映像に立体感が出ており、会社の近くを走っているだけの映像でもワクワクしてしまいます。
もちろん、安全面も抜かりありません。最新のクルマで徐々に搭載が始まっている先進安全機能を網羅し、運転サポートも充実。さらに、別売のケーブルと接続すれば、駐車時でも長時間の撮影ができて安心です。
昨今ドライブレコーダー市場は「高くても良いものを」という方向にユーザーもメーカーもシフトしています。数千円台の怪しいブランドを選んで安物買いの銭失いするぐらいなら、DRV-410は大活躍間違いなし! これだけの高性能を積んで約2万円だから、お買い得といっていいでしょう。
【使ってみたら、スゴかった。】
オーバーフルHD(3メガ)の高解像度で標識もクッキリ見える
DRV-410の解像度は2304×1296。フルHD(1920×1080)の1.44倍の高解像度で美しいです。動画サイズも3Mモード時で1分120MBほどと、アクションカメラで採用のある4K画質に比べれば負荷になりません。
クルマの先進安全装備をこんなにコンパクトな本体で実現
車線逸脱警告、発進遅れ警告、前方衝突警告という3つの運転サポート機能を搭載。危険が迫ると警告音に加えて、画面表示で知らせてくれます。本体は小さいのに精度が高くて、実際に使える印象です。
駐車中は長時間録画ができるなど拡張性に優れていて心強い
別売の電源ケーブルCA-DR100を使用すると、長時間の駐車録画監視(フルHD画質の場合、最大200秒/※)が可能になります。暗電流を0.5mA以下に設定しており、バッテリー上がりの心配もありません。
※:工場出荷時の設定で8GBのSDカードを使用
【結論!】
画質:5
機能性:4
安全性:4
コスパ:5
小型で運転視界を邪魔しないので、実用性も十分。中身は十分すぎるほどのハイスペックで、新製品が次々登場するドラレコ界のなかでも名機といえる逸品でしょう。
【URL】
DRV-410 http://www.kenwood.com/jp/products/drive_recorder/drv_410/