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2019/3/9 17:30

【2019年版】全国津々浦々を巡った鉄道ライターが薦める「桜と鉄道」撮影スポット集(前編)

そのほかの桜撮影「定番スポット」

ほか関東地方で代表的な桜の定番スポットを3線ほど上げておこう。

 

○いすみ鉄道(千葉県)

沿線の菜の花が名物のいすみ鉄道だが、桜も多くの場所で撮影することができる。特に新田野駅(にったのえき)〜上総東駅間では手前の堤に菜の花、背景に桜といった構図で撮影が可能。ほか総元駅(ふさもとえき)付近の桜も知られている。なお房総半島は温暖の地として知られているが、意外に内陸部の桜は開花が遅め。筆者も3月末に出かけてまだ早かったという経験があった。注意したい。

 

↑いすみ鉄道の新田野駅〜上総東駅間のポイント。菜の花は3月から咲くものの、背景の桜はまだつぼみの状態だった。東京都内よりも房総半島の内陸部の桜は開花が遅いようだ。写真はキハ52形+キハ28形の人気編成。2014年3月29日撮影

 

○真岡鐵道(栃木県・茨城県)

SL列車が人気の真岡鐵道。同沿線にも桜スポットが多い。特に人気となっているのが北真岡駅の東側。手前に菜の花、バックに桜、その前を走るSL列車という構図が定番となっている。ほか久下田駅(くげたえき)の桜も良く知られている。開花時期は4月初旬。SLもおか運転日は3月30日〜31日、4月6日〜7日

 

○わたらせ渓谷鐵道(群馬県・栃木県)

渡良瀬川沿いを走るわたらせ渓谷鐵道。沿線には花の名所も多い。特に人気があるのは神戸駅(ごうどえき)。桜に加えてよりピンクの色が鮮やかなハナモモが一緒に花開く。大間々駅〜上神梅駅(かみかんばい)間などの桜並木も良く知られている。開花時期は4月上旬。4月6日(土)〜7日(日)は神戸駅で「花桃まつり」が開かれる。臨時列車も運行予定だ。

 

後編では「穴場」撮影スポットを紹介。また「桜と鉄道」の撮影方法に関して触れみたい。

 

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