乗り物
2019/12/20 21:00

【2020年トレンド新潮流】MaaSがもたらす「交通サービス」の大変革。シームレスになれば、移動はもっとラクになる

日本でも始まっているMaaSの実証実験・小田急の「EMot」を体験してみた

小田急がMaaSサービスの実証実験を開始しました。MaaSアプリ「EMot(エモット)」を使って、その利便性を確かめてみました。

 

オープンなデータ基盤から生まれた「EMot」

日本でもMaaSの実証実験が鉄道会社を中心に始まっています。小田急では、同社が開発したオープンな共通データ基盤「MaaSJapan」を活用したMaaSアプリ「EMot」のサービスを開始しました。実証実験であるため、利用できるサービスはまだ限定的。それでも鉄道やバス、タクシーやカーシェアリングなどを複合的に検索でき、ロマンスカーの予約も一元的に行える経路検索や、フリーパスなどの電子チケットの購入、特典チケットの発行などがひとつのアプリで行えてしまうのは何かと便利に感じました。

 

小田急の担当者曰く「現段階では自社グループのサービス提供が中心ですが、MaaSJapanはオープンなため、他の交通事業者や自治体が開発するアプリにも活用できます。このデータ基盤を通じて、よりスムーズなモビリティの構築につながればと考えています」とのこと。パートナーと連携しながら、次世代モビリティのサービスを拡大していく予定です。

 

1日平均約12万人が利用する新百合ヶ丘駅

↑実証実験の地に選ばれたのが、新宿駅から快速急行で20分ほどの新百合ヶ丘駅。乗降者数とバス路線の数などから選ばれた駅です

 

【MaaS体験1】2500円以上の買い物で、バスの無料チケットをゲット

レシートを見せて、QRコードを読み込む

↑新百合ヶ丘駅前の「エルミロード」内での2500円以上の買い物レシートを見せ、QRコードを読み取ると無料チケットを受け取れます

 

↑EMot内の「チケットストア」では、観光パスチケットなどを販売しています。「無料チケット」のタブでは、新百合ヶ丘発着の小田急バスを往復(210円区間)利用できるチケットが用意されています

 

新百合ヶ丘駅発着の小田急バスを利用可能

↑バス乗車時にチケットを提示すればOK。バスの利用を促進し、マイカーを減らすという環境への配慮もバス無料チケットの狙いです

 

【MaaS体験2】サブスクチケット購入で、毎日の食事に変えられる!

↑「チケットストア」では、新宿駅、新百合ヶ丘駅で使用できる10日ぶん(3500円)、30日ぶん(7800円)の飲食サブスクチケットも発売。アプリ内で決済が完了します

 

店舗に掲示してあるQRコードで決済

↑店舗に掲示してあるQRコードを読み込むと引き換えできます。利用できるメニューは店舗ごとに異なり、1日1回の利用となります

 

新百合ヶ丘駅と新宿駅で利用可能

↑現在は「箱根そば」「おだむすび(おにぎり)」「北欧トーキョー(ベーカリーショップ)」で利用可能です

 

「EMot」なら観光でもチケットレスとスムーズな移動が実現する

EMotは観光地でも利用可能。エリア内を乗り放題で利用できるデジタルフリーパスなどが販売。その都度チケットを購入する必要がなく、利用時にスマホの画面を見せればOKです。

 

オトクに箱根を周遊!デジタル箱根フリーパス

箱根エリアの交通サービスが自由に乗り降りできるパス。箱根周辺の温泉や観光施設なども優待・割引料金で利用可能です。

 

ルート検索がラク! ロマンスカーの予約も簡単

箱根湯本の「ホテルはつはな」までを検索したケース。ルートの検索からロマンスカーの特急券予約、タクシーの呼び出しアプリの起動が、EMotアプリ内から行えます。

 

カーシェアサービスもスムーズに予約できる

EMotで箱根湯本駅周辺で利用できるカーシェアを表示。カーシェアのアプリに切り替わり、予約と決済が可能です。

 

ほかの地域や交通機関で利用できる観光チケットも発売中

EMotでは静岡県浜松市を中心に運行する遠鉄電車などが何度でも利用可能な「遠鉄ぶらりきっぷ」なども購入可能。実証実験の結果を踏まえ、交通サービス事業者との連携は拡大していく予定です。

 

文/会田 肇

 

【フォトギャラリー(GetNavi webにてご覧になれます)】

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