本記事では、個性と走りが際立つモデルをピックアップ。フォルクスワーゲンのフラッグシップ「アルテオン」がマイナーチェンジし、このタイミングで登場したステーションワゴン「アルテオン シューティングブレーク」に試乗してみました。
※こちらは「GetNavi」 2021年11月号に掲載された記事を再編集したものです。
エレガントな風情は4ドアクーペを凌ぐ個性
ステーションワゴン
フォルクスワーゲン
アルテオン シューティングブレーク
SPEC【TSI 4モーション Rライン・アドバンス】●全長×全幅×全高:4870×1875×1445mm●車両重量:1720kg●パワーユニット:1984cc直列4気筒DOHC+ターボ●最高出力:272PS/5500〜6500rpm●最大トルク:35.7kg-m/2000〜5400rpm●WLTCモード燃費:11.5km/L
その最大の特徴は、やはりエレガントな風情を感じさせる外観だ。ボディサイズは4ドアクーペ版の「アルテオン」とまったく同じだが、この「シューティングブレーク」では伸びやかなルーフ形状が前後の長さを一層強調している。現行のフォルクスワーゲンでは、いま一番“攻めた”デザインであることは間違いないだろう。
シューティングブレークの導入を機に運転支援システムや内外装の細部こそアップデートされたが、2Lガソリンターボエンジンをはじめとする基本的ハードウエアは従来通り。駆動方式は4WDのみだが、それだけに走りは全方位的にソツのない仕上がりだ。ひと味違うワゴンとしても、狙い目の1台と言うことができる。
[Point 1] ワゴンとしての実用性も高い!
デザイン重視とはいえ、フォルクスワーゲンらしく実用度もハイレベル。荷室容量は通常時でも565L、最大では1632Lに達する。
[Point 2] 前後の長さと低さを強調する外観
外観は前後の長さと車高の低さが印象的。4ドアクーペ版(ファストバック)より大きく見えるが、ボディサイズは全高に至るまでまったく同じだ。
[Point 3] インパネ回りはワイド感を強調
インパネ回りは、マイナーチェンジでワイド感を強調する造形に。運転支援系の装備は、最新のフォルクスワーゲン他モデルと同じく最先端レベルだ。
[ラインナップ]
Rライン:2.0L+ターボ/4WD/7速DCT/587万9000円(税込)
Rライン アドバンス:2.0L+ターボ/4WD/7速DCT/644万6000円(税込)
エレガンス:2.0L+ターボ/4WD/7速DCT/644万6000円(税込)
文/小野泰治 撮影/小林俊樹
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