ヤマハ発動機は、スポーツボートの2017 年モデルとして、「242 Limited S E-Series」「212X」「AR210」「AR195」の4タイプのニューモデルを追加して全9 モデルを ラインナップ。12 月1 日より順次発売される予定です。
2017年ニューモデル共通の仕様として、直進時の操船性、保針性能、低速時の舵効きを高める「可動式キール」や低速走行をサポートする「ノーウェイク・モード」を搭載。そのほか、一定のエンジン回転数での走行を保持する「クルーズ・アシスト・システム」やマリーナ内での走行や着岸時に効果を発揮する「スラスト・ディレクショナル・エンハンサー」なども装備しています。
「242 Limited S E-Series」は、プレミアムトーイングゲートを採用し、ウェイクボードなどトーイングプレイのためのフックはもちろん、ボードラック、オーニング、オーディオスピーカー、ソーラーパネルを装備しています。
DBW(Drive By Wire)機構の採用により、スムーズかつ容易なシフト&スロットル操作可能で、1 本のシフトレバーによる2 基のエンジンを同時に操作するシングルレバーモードを搭載。また、総排気量1812㎝3のNA High Output(ハイアウトプット)エンジン(180 馬力)を2 基搭載し、圧倒的なスピード性能、加速性能を発揮します。船内はステアリングやシートなどにハイグレード素材、またフロアマットにはチーク柄素材を採用するなど、ラグジュアリー感が高められています。
「212X」は、総排気量1812㎝3のNA High Output エンジン(180 馬力)を2 基を搭載し、大型ミラーとボードラックを装備した新デザインのウェイクゲートを採用したモデル。3カ所に設置されたウォーターバラストにより、使い方に合わせた最適なウェイキを提供するとしています。
「AR210」は、軽量・コンパクト設計で高出力を発揮する専用エンジン「TR-1 HO」を2 基搭載。パワフルで機敏な走行性能を発揮します。また、バウからの乗り降りをサポートする伸縮式のラダー、滑りにくいハイドロターフマットを採用したスイミングプラットフォーム、オーニングの装着を可能とするウェイクゲート、質感の高いシートなど、さまざまなマリンスポーツを楽しめる装備が充実しています。
「AR195」は、コンパクトなハルに総排気量1812㎝3 のスーパーチャージャー付きSVHO エンジンを初めて採用したモデルで、パワフルな走行性能を実現。装備面でも、チーク柄素材を採用したスイミングプラットフォーム、オーニングの装着を可能とするウェイクゲート、マリンオーディオ、質感の高いシートなど、ワンランク上の居住空間と機能性を備えています。
ジェット推進システムによる高い運動性能と大型スイミングプラットフォームによる親水性、ラグジュアリーな居住性などを特徴とするスポーツボートは、元々、北米を中心に人気の高い製品でしたが、日本国内においても年々需要が高まっているようです。新たにラインナップされるヤマハ発動機のモデルにも注目してみてはいかがでしょうか。