冴えない顔色に、うつろな目と真っ黒なクマ。顔には吹き出物ができていて、腹は大きく膨れ上がり、両脚は腫れて傷さえできている。マイケルと名付けられたこの人物とは一体……?
ぎょっとする見た目のマイケルは、AIが生成した画像(下)。食材配達サービスのGoustoが、不健康な食生活を続けたときにどのような影響があるかを調査。そのなかで、超加工食品を食べ続けた、30年後の平均的な英国人男性の姿を描いたのです。
超加工食品とは、加工の程度が非常に高い食品のことで、ジャンクフードと呼ばれる食べ物やソーセージ、菓子パン、スナック菓子、シリアル、清涼飲料水などが当てはまります。これらには保存性を高めるために、保存料などの添加物が多く使われており、超加工食品を多く摂取している人は死亡率が高いという研究結果が出るなど、私たちの健康にさまざまな影響を及ぼすことが指摘されているのです。
しかし、超加工食品はすでに私たちの生活には溢れており、英国メディアの報道では、平均的な大人の食事では57%を、子どもの食事ではさらに高く66%を占めているというのです。
Goustoが行った調査では、英国人のおよそ3分の2は超加工食品の影響を認識していないが、4分の3は「健康的な食事をしたいが、時間やお金がない」と答えています。
「よりヘルシーな食生活を」と思っていても、現実的にはお金がかかるし、手間もかかってしまう……。そんな現実から、ついつい手軽なものに手を伸ばしてしまうかもしれません。しかし、そんな食事を続けていたら、知らず知らずのうちに、AIが予想した身体になってしまうでしょう。
健康のためにも、いつでも自分のルックスに自信を持てるためにも、できるところから「超加工食品を少しでも減らす」努力をしていなかいといけないようです。
【主な参考記事】
Daily Mail. Horrific AI images reveal what men will look like in 30 years due to an ultra-processed food diet. January 7 2025