すでに生産が終了したものは、価値が大きく下がる場合と、うなぎのぼりになる場合があります。今回は後者の例を紹介しましょう。2016年に生産終了となったランドローバーの旧型「ディフェンダー」は、今日売ろうとすると、とんでもない価格がつくようです。
英国の高級SUVブランドの一つであるランドローバー。その代表的なモデルのディフェンダーは、これまでに英国の警察や軍で幅広く使われ、同国のアイコン的存在として王室や多くの著名人が愛用してきました。しかし、同ブランドの再建の一環で2016年に生産が終了となったのです(2019年に新型ディフェンダーが登場)。
しかし、その前年の2015年、200台ものディフェンダーを購入した男性がいました。この人物は、特注の改造ディフェンダーを専門とする企業を創業しており、その200台は「秘密のバンカー」に保管しているのだとか。
購入から10年が経ち、今では「ディフェンダーを購入したい」と22万ポンド(約4200万円※)を提示する顧客もいるのだそうです。
※1ポンド=約191円で換算(2025年1月16日現在)
ディフェンダーが生産終了となったのは2016年1月。だからこそ、2016年に登録されたディフェンダーは最後の生産ラインにあったクルマとしてコレクションの価値が特に高いようです。
【ディフェンダーが2016年に生産終了となったときのニュース動画】
【主な参考記事】
The Sun. ROVER & OUT I own 200 Land Rover Defenders & keep them all in ‘secret bunker’ – now I’m being offered huge sum to sell just one. January 14 2025