淡いピンク色の細長い謎の物体。アルゼンチンの砂浜に大量に打ち上げられ、グロテスクで異様な雰囲気をかもし出しているのは、「ペニスフィッシュ」と呼ばれる生き物です。
アルゼンチンの南部にある都市、リオ・グランデ。ここにある砂浜に最近「ペニスフィッシュ」が大量に打ち上げられました。25㎝ほどの細長い形状で、全体が薄いピンク色に覆われ、ブヨブヨとした弾力のありそうな見た目で、なんとも不気味。
男性の性器にそっくりであることから、ペニスフィッシュと名前が付けられたのですが、正式には英語では「スプーンワーム」、日本語では「ユムシ」と呼ばれています。海岸の砂や泥の中に穴を掘って、そこで生息しているのだそう。
このアルゼンチンのビーチでも、普段は海底で生息していたものの、先日起きた激しい嵐で浜まで打ち上げられてしまったものとみられています。
2019年にもカリフォルニアの海岸で、嵐が起きたときに大量のペニスフィッシュが浜に打ち上げられたことがあったと報じられています。
ちょっぴり恥ずかしいニックネームを付けられているペニスフィッシュですが、韓国や中国などのアジアの一部では食用として販売されているのだとか。酢やコチュジャンベースのタレとよく合うのだそうです。
【3年前にカリフォルニアのビーチに打ち上げられたペニスフィッシュの動画】
【主な参考記事】
Mirror. 10-inch ‘penis fish’ swarm Multillar beach – leaving locals covering their eyes. July 19 2023