世界中で絶大な人気を誇るアップルのiPhone。アップルストアなどのスマホ販売店では、店頭に見本用として置いているスマホをケーブルで台などにくくりつけて、簡単に盗難できないようにしています。しかし、中国福建省のとあるアップルストアで先日、1人の女性客がそのセキュリティワイヤーを自分の歯で噛みちぎるという荒業に出ました。
防犯カメラの映像によると、女性はまず店内でMacBookを見ていた模様。そして次に、最新のiPhoneをディスプレイしている台に向かいました。その最新のiPhoneがセキュリティワイヤーとつながれていることを確認するような素振りを見せると、それを自分の口元に運び、噛みついたのです。
両腕をディスプレイの台に置きながら、何度か噛んでは、その具合を確認するしぐさを繰り返し、最後はセキュリティワイヤーをしっかりと噛み切ったのでしょう。自分のバッグにそのiPhoneをしまい、何事もなかったかのように店を後にしたのです。
店では警報器が鳴ったそうですが、店員は誰も彼女の暴挙に気づかなかったとのこと。しかし、30分後には彼女は警察に捕まり、「最近スマホを失くし、新しいものは価格が高いので、盗難を考えてしまった」と話していたそうです。ちなみに、このセキュリティワイヤーは決して細いものではないと報じられています。
店員には気づかれなかったものの、防犯カメラにバッチリ映り、それがネットで拡散してしまったこの暴挙。ネット上では「最初に防犯カメラのワイヤーを噛み切ればよかったのに」「噛み切る労力を考えると、彼女はiPhoneをゲットしたと言える」などの反応があり、このニュースを報じた記事でも「ワイヤーを噛み切ることを奨励するわけではないが、その努力は間違いなく賞賛に値する」と皮肉っています。
【主な参考記事】
LAD Bible. Woman tries to bite through anti-theft cable to steal iPhone 14. September 5 2023