富裕層の中でもトップクラスの人だけが当てはまる「超富裕層」。この人たちはどこにいるのでしょうか? 海外の調査会社・Altrataは資産が3000万ドル(約44億円※)を超える超富裕層について調べ、最新のレポートを発表しました。
※1ドル=約147円で換算(2023年9月8日現在)
同レポートによると、世界の超富裕層は39万5070人。その内訳を国別にみると、日本もトップ10にランクインしているのです。
【世界の超富裕層が暮らす国トップ10】
- 1位 米国(12万9665人、総資産15兆530億ドル)
- 2位 中国(4万7190人、総資産5兆3170億ドル)
- 3位 ドイツ(1万9590人、総資産2兆3100億ドル)
- 4位 日本(1万4940人、総資産1兆4170億ドル)
- 5位 英国(1万4005人、総資産1兆4270億ドル)
- 6位 カナダ(1万3320人、総資産1兆4160億ドル)
- 7位 香港(1万2615人、総資産1兆5030億ドル)
- 8位 フランス(1万1980人、総資産1兆2940億ドル)
- 9位 イタリア(8930人、総資産9870億ドル)
- 10位 インド(8880人、総資産1兆1440億ドル)
超富裕層が暮らす国トップ10を見ると、断トツの1位は米国。超富裕層の人数も総資産もずば抜けて多いことがよく分かります。その後には中国とドイツが続いていますが、4位に入ったのが日本。なんと超富裕層に該当する人は1万4940人にもなります。
世界の超富裕層のおよそ4分の3が、この上位10か国に住んでいるそうで、世界の貧富の格差がそれだけあるということでしょう。
また、超富裕層が暮らす場所を都市別に見ると、下記のようになります。
【世界の超富裕層が暮らす都市トップ10】
- 1位 香港
- 2位 ニューヨーク
- 3位 ロンドン
- 4位 ロサンゼルス
- 5位 サンフランシスコ
- 6位 シカゴ
- 7位 シンガポール
- 8位 パリ
- 9位 東京
- 10位 ワシントンDC
超富裕層の絶対数が多い米国の都市が上位を占めるのは当然ですが、それを抜いて1位になったのが香港です。東京は9位に入っていました。
日本でも格差が広がっていると言われるように、豊かな暮らしをしている人と、そうではない人の差が大きくなっているようです。特に東京を中心に一部の限られた人は、世界的に見ても超裕福な暮らしをしているのかもしれません。
【主な参考記事】
ALTRATA. World Ultra Wealth Report 2023. September 2023