シーソーのように傾く米の飛行機、一体何が起きた?

ink_pen 2023/10/27
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シーソーのように傾く米の飛行機、一体何が起きた?
佐藤まきこ
さとうまきこ
佐藤まきこ

大学時代に細胞培養の研究を専攻した後、メディア・広告の世界へ。雑誌編集者や広告のプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのプランナー、エディターとして活動中。ハワイ、オアフ島在住。Instagram: @hawaii_milestone

英国のLCCで7月、機体が重すぎて離陸できず、一部の乗客に飛行機を降りてもらったという珍事が起きたように、飛行機にとって重さとバランスは重要なもの。そんな当たり前のことを再確認させるハプニングが、今度は米国で起きました。空港のゲートに到着した機体が、シーソーのように傾いてしまったのです。

↑バランスを崩した飛行機

 

このハプニングが起きたのは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。搭乗ゲートに止まっていたジェットブルーの飛行機(エアバスA321ceo)が、後方に傾いて尾翼は地面に付き、逆に前方部分は完全に持ち上がって、車輪が注に浮いてしまったのです。

 

この原因は、機体の重量のバランスが崩れたこと。ちょうど、積み込んでいた乗客の荷物を運び出していたところで、そのバランスが崩れてしまったそうなのです。ジェットブルー側も「降機中の重量とバランスの変化で起きた」と事態を認め、今回のことを検証してフライト前に機体の検査を行うとのこと。

 

今回のハプニングで負傷者は出ておらず、結局、飛行機はその後もとに戻ったそうです。

 

ふだん利用している飛行機は、こんなふうにバランスを崩すことはめったにありませんよね。でも私たちが思っている以上に、機体の重量とバランスは大切なようです。

 

【主な参考記事】

CNN. JetBlue plane tilts back while unloading at JFK Airport, no injuries reported. October 23 2023

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