軽く食事を済ませたいときや、ちょっと時間をつぶしたいときなどに便利なファストフード店。ただ、米国のファストフード店では最近、「店内の飲食は30分以内」とする張り紙を出している店がちらほら出てきているようです。
米国の書き込みサイト「レディット」で話題になっているトピックの一つが、ファストフード店の「店内飲食は30分以内」という張り紙。「うちの近くのマクドナルドにも張ってあった」「隣にある店でも、ちょうど最近見た!」などの投稿が相次いでいるのです。しかも、マクドナルド、ウェンディーズなど、さまざまなお店で同様の目撃情報があります。
「せっかく出かけたのなら、ゆっくりと食事したい」と思うのは当然のこと。それにも関わらず、こんなルールを設けている理由は何なのでしょうか?
レディットユーザーたちはホームレス対策ではないかと推測しています。というのも「ソーダ1杯を買って、荷物を持って何時間も居座る」「近くのウェンディーズでは、ホームレスからひどい臭いがする。トイレに裸で入ってきたホームレスもいた」といった体験談が寄せられているのです。
また、Wi-Fiもあって快適であることから、若い世代のたまり場として利用されているケースも考えられるようです。そのため、店側は苦肉の策としてこんなルールを設けているのかもしれません。
この記事に対しては、「スマートなビジネスだ」と評価する声がある一方、「30分なんてただの茶番」「それぞれの客にタイマーをセットして計るの?」などと、このシステムに不満を表す人のコメントも寄せられていました。
ファストフード店の真意は明らかにされていませんが、賛否両論のこの取り組みは吉と出るか凶と出るか……。
【主な参考記事】
New York Post. Fast food restaurants are imposing time limits on dining in: ‘These rules are here for a reason’. April 1 2024