あわや飛行機とUFOが上空で衝突!? 米国防総省がまとめた最新の報告書で、民間旅客機とUFOのニアミスが起きていたことがわかりました。
米国防総省は、2023年5月1日から2024年6月1日までの13か月間で報告された未確認飛行物体(UAP)に関して調査を行いました。民間旅客機と軍のパイロット、さらに地上の観測者から、UAPと遭遇したと疑われる報告があったのは、全部で485件。該当期間より前の目撃情報で、まだ報告されていなかった272件と合わせると、合計で757件が報告されました。
このなかで注目したいのが、民間旅客機から報告されたUAPとのニアミスです(1件)。ニューヨーク沖上空を飛行中に、円筒形の物体とのニアミスがあったといい、現在調査が行われています。
また、軍の航空機が正体不明のなんらかの航空機に追跡を受けたケースが3件あったとのこと。外国の航空機との関連性が見つからなかったと言われており、もしかしたらUAPが関連している可能性があるのかもしれません。
今回報告されたもののうち、およそ300件については、風船、鳥、飛行機、ドローン、衛星などのいずれかであることが特定されました。しかし、残りの数百以上のケースは説明がつかないとされています。
さらに、目撃情報の大半が「丸や球の形をしており、明かな視覚的特徴がある」と言われ、過去に報告されたUAPの形と傾向が一致するとのこと。珍しいケースでは、「緑色の火の玉」「点滅するクラゲのよう」「高さ1.8mの銀色のロケット」などと表現された物もありました。
今回の報告のうち、宇宙とみなされる上空100km圏内で確認されたケースは、わずか49件。残りの9割以上はそれより地球に近い範囲でのことです。ある米国議会議員が、この報告書の内容を受けて「何かがそこにいる」と言ったように、確認の取れていない何かが地球やその周辺をさまよっているのかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. Pentagon says UFO nearly crashed into commercial airliner above New York – as bombshell report is released. November 14 2024