雑貨・日用品
2019/11/1 16:00

【レビュー】ついに無印良品から「洗濯洗剤」が登場! 肌にも環境にもやさしい洗剤の使い勝手をチェック

さっそく実際に洗ってみた

実際に洗剤と柔軟剤を使って洗濯機で衣類を洗ってみたところ(ぬるま湯 洗濯8分、ためすすぎ1回、脱水9分)、仕上がりは上々。「やさしい成分で作られている分、汚れ落ちもやさしいのでは……?」と心配していましたが、インナーシャツや靴下のニオイもすっきり落ちて、なおかつ香料の香りもなく、まさに無臭に。柔軟剤も効いており、木綿のシャツがガサガサにならず肌当たりもやさしく仕上がっていました。普段使いの洗剤・柔軟剤としてはまったく問題ないでしょう。

 

個人的にはあまり「すすぎ1回」の表記を信用していないのですが、これだけシンプルな成分構成なら、余計なものが繊維に残らず安心してすすぎ1回で済ませられる点も評価したいですね。洗濯の時短や節水にもつながりますので、普段は「すすぎ2回」という方も、ぜひ「すすぎ1回」を試してみてほしいと思います(※)。

※:肌の弱い方や敏感肌の方、赤ちゃんの衣類などは様子を見てすすぎ回数を調整してください

 

続いてハードな汚れにも挑戦してみました。用意したのは、綿100%のフライス地に、ケチャップ・オリーブオイル・コーヒーを垂らし、約6時間放置したサンプルです。

↑ハードな汚れを再現したサンプル生地

 

こちらを、30度のぬるま湯500mlに洗剤2mlほど溶かした洗濯液に1分ほど漬け込み、その後、1分間容器ごとシェイクします。いったん洗濯液を捨て、同様に30度のぬるま湯を入れてすすぎを行いかるく絞る、というのを2回繰り返します。その後、平干しして2時間ほどかけて乾燥させてみました。

 

結果を見てみると、一般的な合成洗剤に比べると、どの汚れもやや落ちが悪く、とくにケチャップのような色素汚れが落ちにくい印象です。一般の合成洗剤は、汚れ落ちをよくするために酵素や漂白剤などの助剤を配合していますが、無印良品の洗濯洗剤はそういった助剤を配合していないため、結果に差が出てしまったのかもしれません。

↑洗浄後、乾燥させたサンプル生地

 

とはいえ、先ほど洗濯機で洗ってみた印象から、普段の洗濯物を洗うには十分な洗浄力を有していると思いますので、手ごわい汚れがある場合には、あらかじめ洗剤を直接塗布したり浸け置き洗いをするなどの前処理を行えばよいかと思います。

 

何より、余計な成分を使わずシンプルな成分構成で、香料や蛍光増白剤なども使用していないという点は、香料の苦手な人や肌の弱い人には代えがたいメリットといえるでしょう。こうした洗剤は、一般に取り扱っている店舗が少ないのがネックですが、無印良品なら国内に400店舗以上を構えており、手軽に購入できるのもうれしいですね。

 

注意しておきたいのは、最近の洗濯用洗剤・柔軟剤では標準機能となっている「抗菌機能」がないこと。部屋干しする場合は、イヤな生乾き臭が発生しないように、エアコンや除湿器、サーキュレーターなどを使って速く乾くように工夫しましょう。洗濯の際に、抗菌効果のある漂白剤を併用するのも有効です。

 

無印良品のファンだけでなく、幅広い人にオススメできるクオリティとなっていますので、いまお使いの洗剤や柔軟剤に満足されていない方は、ぜひお近くの無印良品に足を運んでチェックしてみて下さい。

 

【ギャラリー(GetNavi webでご覧いただけます)】

 

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