雑貨・日用品
2019/11/22 16:00

【朗報】C97に間に合う! 3分で完売したカウネット「コミケ用バッグ」の一般販売が決定

冬の訪れを感じつつある今日このごろ、クリスマスや忘年会といった話題もちらほら耳にするようになってきましたが、「冬コミ」も忘れてはならない年末のビッグイベント。今年は東京ビッグサイトにて2019年12月28日(土)~31日(火)の4日間にわたって開催されます。

 

ところでコミケといえば、オフィス通販で知られるカウネットが開発した「コミケ用バッグ」をご存知でしょうか? SNSをきっかけに生まれたこの商品は、今年10月15日にMakuakeにてクラウドファンディングが開始されると、わずか3分で完売。せっかく面白い商品なのに、記事で紹介する機会を失ってしまったな……と思っていたら、一般販売の続報キタ―ッ。ということで、今度は完売する前にきっちり製品を紹介したいと思います。

↑“コミケ用バッグ”こと「コミケ用ミーティングバッグ」。販売価格は4980円(税込)

 

想定外の使い方がTwitterでバズり、開発がスタート

そもそも、なぜオフィス用品(法人向け)を中心に扱うカウネットがコミケ用のバッグを開発したのでしょうか?

 

気になって広報の方にお話をうかがうと、はじまりは同社のオリジナル商品「ミーティングバッグ」が2017年に「コミケに使える」とTwitterでバズったことが始まりだそう(なので、実はこのコミケ用バッグの正式名称は「コミケ用ミーティングバッグ」だったりします)。ミーティングバッグは会議に必要なノートPCやプロジェクター、ファイル類などをオフィス内で手軽に持ち運べる商品。大量の冊子をスッキリ収納できる形状や、丈夫なつくりである点が、コミケをはじめとする同人誌即売会の参加者に響いたようです。

↑奥が元となったミーティングバッグで、手前がコミケ用のミーティングバッグ。ミーティングバッグは、フタのありなしやカラー、サイズなどを複数展開するカウネットの人気シリーズです

 

翌2018年、夏コミ前にTwitterでミーティングバッグを紹介したところ、なんと約2万リツイート! 「もっとこんな機能が欲しい!」「買いたい!」といった感想も多く寄せられ、開発がスタートしました。そこから二度の試作品とフィードバックを経て、今年10月のクラウドファンディングに至ったというわけです。Twitterで試作品に対する意見をもらう、なんなら迷ったときはTwitterで意見を募るということもあったそう。ユーザーの生の声をとことん大切にする、というまさにモノづくりの原点を絵に描いたような開発ストーリーですね

 

「コミケ用」にさまざまな点を強化

さて、もともとミーティングバッグは大容量で丈夫な点がウリでしたが、約1年間試行錯誤を重ねただけあって、コミケ用にさらなる改良が施されていました。「どこがコミケ用なのか?」という視点で実際の商品を見ていきましょう!

 

特徴その1. 耐荷重20kg! 大量の冊子類を整理して収納できる

バッグ全体に芯材が補強された自立するボックス型で、耐荷重は驚異の20kg! ちなみに、上の写真で重量9.5㎏とのことなので、パンパンにつめこんでも耐荷重的には余裕がありそうですね。 中の仕切り板は可動式なので、収納スペースの幅を好みのサイズに調整可能。不要であれば取り外すこともできます。

↑底面には5つの底鋲が備えられ、重さを分散してくれるので、バッグ本体がたわみにくくしっかり自立します。底面が汚れないのもうれしいですね

 

特徴その2. シートベルトライクな幅広の持ち手

大量の冊子を収納する用途なので、持ち運び時は相当な重さになることが想定されます。そのため、持ち手にはシートベルトのストラップ部にも使われている素材を使用しているそう! 上の写真の左が従来のミーティングバッグ、右がコミケ用バッグの持ち手。見た目にも明らかに幅が違いますし、触ってみるとそのまんまシートベルトのような感触で、強度が明らかに異なる印象です。

↑伸ばせば肩掛けできる程度の長さにもなります。この幅と質感なら肩への食い込みも抑えられそうですね。ちなみに、斜め掛け用のショルダーベルトは付属しませんが、取り付け用の金具は用意されているので、斜め掛けをしたい人は別途用意しましょう

 

特徴その3. キャリーバッグに取付可能

裏面のポケット部がキャリーバッグの通し穴になっており、キャリーオンバッグとしても使用可能。同人誌即売会によく足を運ぶという編集部のマンガ担当に今回のコミケ用バッグについて感想を聞いた際に、まっさきに反応したのがこのポイントでした。実際、遠方から来る方や、バッグの1つや2つでは収納しきれないという方など、キャリーバッグを持った方はよく見かけるそう。参加者のことを「わかってるな」と感じたそうです。

※混雑時のキャリー使用はご注意ください
↑組立式なので、バッグを使わない時は、バッグ本体を折り畳んでコンパクトに持ち運べます

 

特徴その4. 出し入れが容易な「マグネット式」のフタ

出し入れが片手でも簡単にできるよう、メイン収納部のフタはマグネット式を採用。試作段階では前側部分のみでしたが、フィードバックでの「隙間が気になる」という声を受け、最終的には左右にもマグネットを配したつくりになったとのこと。撥水加工生地なので、多少の風雨であればフタをしっかり閉めることで大切な戦利品をしっかり守ることができます。

 

特徴その5. かゆいところに手が届く! 細かな収納も抜かりなし

正面には会場MAPなどを収納しやすいメッシュフロントポケット、サイドにはドリンクホルダーを装備。さらに、逆側のサイドにはコインケースなど厚みのあるものを収納しやすい面ファスナー付きポケット、背面には定期入れやモバイルバッテリーなどの収納を想定したマチなしポケットが用意されています。これらもTwitterでアンケートをとるなどして改良を重ねたとのこと。やはり、ユーザーの声は貴重ですね。

 

前述の編集部・マンガ担当に率直な感想を聞いたところ、「本気で買いあらすには少し(収納が)足りないかもしれないが、サブバッグとしてはかなり優秀そう。コミケではなるべく列で停止したくない=フタがスムーズに開くかどうかが重要なので、マグネット式の使い心地が気になるところ。その意味では、コインケースを入れられるポケットもいいね! 一度実際に使ってみないことにわからないけど、気になる存在であることには間違いない」とのこと。そして、なにより「こうしたコミケ参加者のことを考えたバッグが登場してくれたのがうれしい」と話します。

 

12月11日より一般販売開始。東急ハンズでの限定先行販売も

クラウドファンディングでの即完を受け、追加販売の要望が多数届いていたということで、12月11日(水)の13時より、カウネットのWEBサイトでの一般販売が決定!

https://www.kaunet.com/kaunet/categoryshop/office/sitemap/KWf_CSfeventmeetingbag191121.jsp

 

また、それに先駆けて11月30日(土)に東急ハンズ池袋店で限定数量40個の先行販売イベントが実施されるそうです。こちらは、前回の反響を受けてか『エントランスの所定位置に午前9時20分までにお並びのお客様を対象に「商品購入引換券」を抽選方式で配布』とのことなので、事前に公式サイトをしっかりチェックしておきましょう!

 

普段は法人向けにオフィス用品を展開しているなかでの一般向け商品、しかもニッチな市場向け、ということもあって、当初は社内でも懐疑的な声があったそう。しかし、ユーザーとの深いコミュニケーションを背景に、ついには一般発売するまでに至ったこのコミケ用バッグ。きっと、今年の冬コミにはこのバッグを携えた方が多数参戦されるのでしょう。