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2020/5/4 19:30

椅子だけはちゃんとしたモノを使え! リモートワークに最適なずっと座っていられる高機能チェア9選!

新型コロナウイルスの感染拡大で、リモートワークを採用する企業が増えました。この事態の前から自宅をオフィス同様の環境にしていた方は、稀なはず。大半の方は家庭にある椅子、テーブル、PCなどをなんとか使って、急遽始まったリモートワークをしていることと思います。ですがこれ、やってみると本当に大変。長時間仕事をしていると、ものすごく腰や肩、首が疲れます。

そこで今回は、オフィス家具の総合通販サイト「オフィスコム」の那波伸晃商品本部長に話を聞きながら、リモートワークに最適な高機能チェアを9アイテム紹介。それぞれの椅子の特徴と、その秘密にも迫ります。

 

家庭用チェアとオフィス用チェアの決定的な違いとは!?

まず、そもそもの疑問として「リモートワークで使っている家庭用の椅子がなぜ疲れるのか?」があります。できれば余計な出費はしたくないし、場所もとるので、家庭用とリモートワーク用とを兼用できるような椅子があると良いのですが、こういった要望は那波本部長によれば難しい話だそうです。

 

「家庭用椅子は、だいたい4本脚のダイニングチェアで、キャスターがついているようなものはありません。仮にキャスターのついた家庭用椅子だとしても、デザイン性を優先し、機能性が弱いものが多いです。

 

また、緊急事態宣言が発令される前にはカフェなどで仕事をされている方もいましたが、同じ場所で長時間デスクワークをしている人はほとんどいませんでしたよね。短時間のデスクワークなら家庭やカフェの椅子でも成り立っていたかもしれませんが、毎日リモートワークで長時間の作業となると、おそらく無理が生じます。

 

つまり、こういった家庭用椅子、カフェ用椅子というのは、『長時間座って作業をする』という設計ではないので、今後リモートワークが続くのであれば、家庭用と仕事用では椅子は使い分けたほうが良いです」(那波本部長)

 

納得です。ですが、仕事用の椅子と言ってもアレコレあって迷ってしまいます。ザックリどんな種類のものがあるのかを聞いてみました。

 

「キャスターのあり・なし。肘掛のあり・なし。背もたれの低いローバックから、肩くらいまであるミドルバック、そしてヘッドレストもついたハイバック仕様。そして、現代のオフィスチェアの素材の主流はメッシュですが、これが布だったり、レザーだったり、といったタイプの椅子があります」(那波本部長)

 

特にリモートワークに向いている高機能チェアを、那波本部長にいくつかピックアップしていただきました。様々な機能やデザインを鑑みて、特にオススメしたいモデルを9つ紹介します。

 

リモートワークの体への負担を軽減させる9つの高機能チェア

【リモートワークに最適なチェア】その①

オカムラ

シルフィー

実売価格5万5600円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

背のカーブを、自分の体に合わせて調節できるバックカーブアジャスト機能を搭載。長時間の作業でも疲労度が軽減できるうえ、カラーバリエーションも多いので、自宅の雰囲気に合わせて選ぶことができそうです。さらに肘なし・アジャストアーム付き、エクストラハイバック・ハイバック・ローバックと選択肢が多いのも良いですね。

 

【リモートワークに最適なチェア】その②

オカムラ

コンテッサ セコンダ

実売価格13万100円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

シルフィーに比べれば価格は張りますが、「最上級の快適性」を目指して開発されたというだけあって、ワーカー個々によって異なる「使う際のこだわりと快適性」を限りなく反映できるグローバルな機能が細部に施されています。一方、世界屈指のデザインチーム「イタルデザイン」によってデザインされているため、ボルトレスデザインなど、実にスタイリッシュ。キャスターを通常のナイロンからウレタンに変更することで、例えば自宅のフローリングなどでも磨耗を軽減させる点も良さそうです。

 

【リモートワークに最適なチェア】その③

ハーマンミラー

アーロンチェア リマスタード ライト

実売価格10万1000円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

高機能のオフィスチェアとしては最も知られているハーマンミラーの「アーロンチェア」。アーム、座面などが細かく調整できることで世界中で大ヒットとなりましたが、いかんせん高価格なのでリモートワーク的にはちょっと足踏みしてしまいます。そこでお勧めなのが、このアーロンチェアの「リマスタード ライト」。通常のアーロンチェアのフォルムや機能性をリマスターしながら、よりシンプルにすることで低価格を実現。リモートワークには特に最適な逸品です。

 

【リモートワークに最適なチェア】その④

ハーマンミラー

セイルチェア

実売価格7万6000円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

自宅にも溶け込むデザインでありながら、長時間の使用でも身体をサポートする機能が持ち入れられた椅子。メッシュの背もたれは「ポスチャーフィット」という背骨と坐骨に焦点をあてた素材が使われているほか、フレームのない本モデル特有のYタワー構造も特徴。「デザイン性が高い椅子って、疲れるんじゃない?」という先入観を見事に覆しているので、リモートワークに最適です。

 

【リモートワークに最適なチェア】その⑤

スチールケース

シリーズワン

実売価格5万4900円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

リモートワーク・ユーザーには比較的買いやすい価格帯でありながら、長時間の使用でも疲労を軽減する仕組みが随所に取り入れられた仕様。背もたれには、姿勢の変化に追従するフレクサー機能を搭載。また、4Dアジャスタブルアームと呼ばれる肘掛けは、上下・前後・左右・首振りの4方向に動かすことができ、手首を支えることで、首や肩の負担を緩和してくれます。何よりスリムでシンプルなデザインも、リモートワークに向いたチェアと言えそうです。

 

【リモートワークに最適なチェア】その⑥

スチールケース

ジェスチャー

実売価格11万9000円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

世界6大陸、2千人以上を対象に座位姿勢の調査を行ない開発に反映させたモデル。背面と座面が、ユーザーの姿勢に合わせてシンクロし、腰椎の負担を軽減しています。また、アーム部は、特にスマートフォンやタブレットの操作がしやすいよう、様々角度に動きます。リモートワーク中、PCに向かいながら、同時にスマートフォンも操作する場合など、複雑な動きにも対応。

 

【リモートワークに最適なチェア】その⑦

スチールケース

シルク

実売価格8万9900円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

高機能チェアでありながら、操作レバーなどを排したデザインで、素材形状だけによって座り心地を高めた椅子。機能美に優れた美しいデザインと、4色あるカラーバリエーションはいずれも落ち着いた色調。室内に違和感なく溶け込むデザインによって、リモートワークをするユーザーの間で、ジワジワと人気が高まっているそうです。

 

【リモートワークに最適なチェア】その⑧

エルゴヒューマン

ベーシック ハイタイプ

実売価格7万9800円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

ユーザーの体型、姿勢に追従できるよう細かい設定できるのは、他の高機能チェア同様ですが、特に腰椎をサポートする柔軟な樹脂レバー・ランバーサポートが他モデルにはない気持ち良さを実現。シリーズの中にはハイスペックなものから比較的お求めやすい価格帯まで幅広い品揃えがあります。

 

【リモートワークに最適なチェア】その⑨

プラス

ベネス

実売価格4万5900円(税別)~

※オフィスコムでの販売価格。仕様によって価格は異なります。

「背筋まっすぐ」を保てるように開発された高機能チェア。本モデル独自の「坐骨ポケット」は、座ると坐骨周辺が椅子に沈み込んで、お尻全体を支えてくれる仕組み。また、座面から背もたれまでのラインは曲面形状となっており、良い姿勢をサポートしてくれます。その他、ロッキング、ガス圧、座奥行スライドなども装備されているので、姿勢の転換などにも柔軟に対応します。シンプルな外見とシックなカラーバリエーションなので、おうちの家具とも調和しそうなリモートワークに適した椅子です。

 

さらに絞り込むべきポイントとは!?

この9アイテムのうち、さらに自分にあった高機能チェアを決めるポイントについて、那波本部長に聞きました。

 

「まず、使われる方の体型に合わせたものを選ぶと良いと思います。どの高機能チェアも、使われる方の体型に合わせて細かい調整ができるようになっていますが、ご自身の体型にフィットするものを選べば、さらに疲労は軽減されると思います。

 

また、お仕事をされる際の基本姿勢として、『前傾姿勢』『後傾姿勢』というものがあります。『前傾姿勢』はデスクに向かって体を近づけて仕事をされる方。逆に背もたれに深く寄りかかって、リラックスした姿勢で仕事をされる方それぞれの姿勢に向いたチェアがありますので、そこも意識していくと、自分にあったチェアがどれになるのか絞り込まれてくると思います」(那波本部長)

 

最後に、リモートワーカー誰もが気になる「この先、リモートワークが続くのかどうか」を、市場からの目線での推測も聞いてみました。

 

「社会の流れは予測できませんが、ただ現時点ではリモートワーカーの方からのご注文が増えているのは事実です。今回紹介した高機能チェアは78割が法人の方からの注文だったところ、4月中旬時点では、これが逆転して個人の方からの注文が78割となっています。

 

また、ご自宅での省スペースを意識された収納ワゴン、机上ラック、チェアマットなど、これまでの売れ筋とは違うような商品の注文が増えています。

 

このことからも、リモートワークはこれからさらに増えていくかもしれません。それを見越して弊社でも今後より注力していきたいと考えています」(那波本部長)

 

企業にもよると思いますが、リモートワークが推奨されるようになって、すでに約1ヶ月以上が経過しています。家庭用チェアで首・肩・腰がクタクタになっている方は、そろそろ高機能チェア購入を考えてみていいかもしれません。

 

■オフィスコム

「在宅勤務・テレワークにおすすめのデスク・チェアなどのオフィス家具特集」

https://www.office-com.jp/products/list6852.html

 

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