雑貨・日用品
2020/5/19 22:00

配達スタッフに感謝、でも対面受け取りに不安…「宅配受取に関する意識調査」が示す「宅配ボックス」の必要性

パナソニックのはプレス向けにセミナーを実施。子育て世帯858世帯を対象とした、緊急事態宣言発令以降の通販利用の意識の変化に関する調査(宅配便受取に関する意識調査)の結果を発表しました。

 

荷物の受け取り方は「対面がよい」がわずか1%

その結果、荷物の受け取り方では、「非対面がよい」(70%)と「どちらでもよい」(29%)を合わせて約99%。「対面がよい」と回答した人の割合はわずか約1%にとどまり、対面受け取りによるウイルスへの不安を表す結果となりました。

 

なお、パナソニックが2019年に実施した調査で対面が良いと回答した人の割合は約39%とのことで、求められる荷物の受け取り方の変化が見て取れます。

 

また、緊急事態宣言後の通販利用の頻度については約61%の人が「増えた」と回答しており、「それまで通販で購入していなかったが購入するようになったもの(複数回答可)」としては、「在宅時間が伸びたために必要になったもの(家具・健康器具・おもちゃなど)」が約44%で最多に。続いて「小売店で購入していた日用品(洗剤・トイレットペーパー・おむつなど)」が約37%、「スーパーなどで購入していたもの(飲料含む食料品)」が約30%となっています。

 

このほか、「配送量が増えた物流・配送関係者の皆さんへエールをお願いします」という自由回答設問には、毎日休まず荷物を届けてくれることに対し、感謝の言葉や身体を気遣う言葉が多く寄せられたとのこと。その回答率なんと87%。こうした調査の自由回答欄は回答率が低くなるのが一般的で、驚異的な数字です。

 

なかには、再配達がないよう、少しでも多くの宅配ボックスが設置されることを願う声もあったといいます。我々編集部もAmazonや楽天などで配送業者を利用することが多いため、感謝をお伝えしたいです。本当にありがとうございます。

 

パナソニックとしてもこうして集まった700件以上の声を、配送業者にお届けする策を模索しているとのこと。ぜひ、この温かい声が配送に携わる方々に届きますように。

 

宅配ボックスはラージタイプのニーズが1.7倍に

さて、パナソニックの既築住宅向けの後付け用宅配ボックス「COMBO-LIGHT(コンボライト)」のサイズ別の販売構成比では、大きなタイプの人気が上昇。パナソニックの戸建て住宅用宅配ボックスの中で最大のラージタイプの構成比が4月は前月までの平均構成比の約1.7倍にあたる約5割に伸長しているといいます。先述の嗜好品や日用品、食料をはじめ、大きなものを通販で購入したいというニーズが高まっていることが予想されます。

↑「COMBO-LIGHT(コンボライト)」は、独自の捺印機能により、電源不要で施錠と同時に押印できます。高さ590mmのミドルタイプ(左・税抜3万9800円~)と高さ790mmのラージタイプ(右・税抜4万9800円~)を用意。電気工事不要で簡単に設置でき、扉色は6色から選べます。2段重ねての設置も可能

 

確かに、対面受け取りによるウイルス感染のリスクを減らし、再配達による配達スタッフの負担を抑えるには、宅配ボックスを設置するに越したことはありません。これからも続くと予想される「with コロナ」の時代には、必須の製品になりそうです。

 

「宅配ボックス利用促進啓発シール」の活動も継続

また、パナソニックでは、昨年9月より宅配ボックスの施策として宅配ボックス利用促進啓発シールをキャンペーンサイトで無償で提供しています。3月末終了予定の施策でしたが、昨今の状況を受け、本年9月末で延長。

このシールには「不在・在宅問わず宅配ボックスをご利用ください」というメッセージが書かれており、非対面での受け取りを促進します。

 

入手方法は問い合わせフォームより必要事項を記入して送信する形式です。また、今夏からの取り組みとして、配達業者への感謝の気持ちを示す「ありがとうシール」の配布も予定。単なる利便性だけでなく、家の設備を拡充することで物流を個人でもサポートでき、同時に、感謝の気持ちも伝えられる。そうした面でも宅配ボックスの重要性は今度高まっていきそうです。