「うかい」といえば、夢のようなロケーションや物語性のある空間で最高ランクの美食を味わえる名門。特に鉄板料理の「うかい亭」は、有名グルメポータルサイトのステーキのジャンルで屈指の人気を誇るなど、知名度も抜群です。今回、その「うかい」に新ブランドが誕生しました。出店の背景や狙いとともに、魅力をお伝えしていきます!
数ある同時オープンの飲食店を差し置いて「うかい」のみが1階に出店!
店名は「Le Poulet Brasserie Ukai」(ル・プーレ ブラッスリーうかい)。ジャンルでいえばフレンチなのですが、プーレは「鶏」、ブラッスリーは「日常的に楽しめる」という意味で、ビストロのようなスタイルのこと。つまりは、鶏料理をメインにしたデイリーレストランということですね。
立地は、大手町に今年新しく竣工された「大手町パークビルディング」の1階。なお、この一帯は「大手町ホトリア」として再開発が計画されていた街区で、地下階には十数件の飲食店が同時オープンしています。ただ、玄関口といえる1階に店を構えているのは、ル・プーレ ブラッスリーうかいのみ。それだけの注目店ということです。
提供されるメニューは、先述したように「鶏」という食材に特化し、多彩な調理法でその魅力を最大限に引き出した料理の数々。特に看板メニューとなるロティサリーチキンは、旨みが力強いスペイン産若鶏と繊細な味わいの国産地鶏の2種から選べるようになっています。
メインのチキンは鶏の産地や味付けを好みで選べる!
名物料理となるロティサリーチキンは、一羽丸ごと提供されるのが通常のポーションで、3~4人前。価格はスペイン産若鶏が8000円で国産地鶏が1万円ですが、2名1組など少人数のゲストには個別のポーションを2000円で提供しているそうです。
このロティサリーチキンは、部位を取り分けたあとに2種類のソースから選んで食べられるのも魅力。また、お好みで付け合わせの野菜メニューをオーダーすることができます。
また、ブラッスリーということでドリンクも多種多様。ビール、ハイボール、カクテルのほか、ワインもグラス600円から、ボトル3500円から用意されています。さらにはデザートも6種類が各500円で用意されており、食後のリラックスタイムを優雅に演出してくれること間違いありません!
今回はディナーの紹介となりましたが、ランチも充実しています。そこではロティサリーチキンのサンドイッチやサラダをメインに、ちょっぴり贅沢な昼どきを過ごせるメニューが揃っているとか。
最後に、なぜ鶏を軸にした新業態を作ったのかを聞いてみました。フランスにおいてロティサリーチキンは、パーティなどでふるまわれる定番料理。にぎやかに楽しみながら食べるこの文化を、カジュアルに提供したいという想いがあったからだそうです。また、うかい亭は鉄板料理としてのイメージがありますが、実はフレンチを得意とするシェフも多数。本領ともいえるその腕前を、発揮できる条件がそろっていたからともいえるでしょう。
グローバルビジネスの拠点として再開発が進む大手町。2016年は「星のや東京」のオープンも話題になりましたが、今後も「常盤橋街区再開発プロジェクト」や「(仮称)OH-1計画」東京など、新しい施設のオープンが続々と進行している注目のエリアです。そこにあって、人気店の新ブランドはまさにうってつけといえるでしょう。ル・プーレ ブラッスリーうかいのこれからにも期待大ですね。