グルメ
2017/5/13 11:00

学生街・高田馬場で1000円越えのバーガーが人気なワケーー若者や外国人から絶大な支持を受ける実力店「homeys」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 「homeys」(高田馬場)

 

高田馬場は学生街だ。早稲田をはじめ、大学、短大、専門学校が集まっており、学生でも気軽に入れるコスパに優れた食堂や居酒屋が多い。。そこへ一個千円もするハンバーガーの専門店「ホーミーズ」が登場したのは2012年のこと。当初は「高い」とずいぶん叩かれた。

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オリジナルのチーズソースが「ちゅるっ」とマイルド!

店主竹谷さんは人形町の名店「BROZERS’」に4年勤務し、エース級の活躍をした人である。大学の学費稼ぎに自転車便のメッセンジャーをしていたところ、「ブラザーズでデリバリーしないか」と仲間に誘われた。毎日自転車では面白くないとキッチンを志願したのが運命のわかれ道。飲食の面白さにすっかり魅せられ、そのままブラザーズの社員に。”キッチン長”として腕をふるった。

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その後、中目黒にあったメキシコ料理店の店長に迎えられてブラザーズを退職。そんな経歴からワカモレ、ケサディーヤなどの本格メキシカンもメニューにあり、どれも人気だ。が、竹谷さんの魅力はやはりハンバーガーの腕前、その積み方の美しさに尽きる。惚れ惚れするような立派なバーガーを作る人だ。

↑プレーンバンズで作った「ベーコンエッグチーズバーガー」(1400円)。チーズソースが「ちゅるっ」とマイルド。厚切りのオニオンはグリルされてホカホカ・アツアツ!
↑プレーンバンズで作った「ベーコンエッグチーズバーガー」(1400円)。チーズソースが「ちゅるっ」とマイルド。厚切りのオニオンはグリルされてホカホカ・アツアツ!

 

バーガーメニューは20品。パティは現在USビーフを使用、サイズは120グラム。バンズは目黒のパン店より。プレーンと黒いライ麦バンズの2種類から選べる。なかでも大活躍なのがチーズだ。チェダーなど4種類の固形のチーズを溶かしてソース状にしている。その「ちゅるっ」とマイルドなチーズソースをベースに各食材がバランスを形成。丁寧に重ねつつ、わざとグッチャリ崩したように仕上げる巧さは竹谷さんならでは。都内屈指!

 

留学生など外国人の間でも人気の一店。国も言葉も違う彼らをつなぐキーワード、それが「ハンバーガー」。ハンバーガーは世界の共通語だ。

↑半日かけて鍋で煮込む「スペアリブ」(1p/500円)は、手にした瞬間骨が外れるやわらかさ。グズグズにほぐしてバルサミコの利いたBBQソースとともに平らげたい
↑半日かけて鍋で煮込む「スペアリブ」(1p/500円)は、手にした瞬間骨が外れるやわらかさ。グズグズにほぐしてバルサミコの利いたBBQソースとともに平らげたい

 

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― shop data ―

所在地:東京都新宿区高田馬場2-9-1

アクセス:東京メトロ東西線 高田馬場駅7番出口より歩2分

オープン:2012年11月18日

営業時間:11:00~23:00

定休日:なし(要確認)