グルメ
立ち食いそば
2016/6/30 6:03

【昼は立ち食いそば】赤字覚悟の巨大かき揚げが大人気の「蕎麦さだはる 西新橋店」

本日は東京・新橋の「蕎麦さだはる 西新橋店」を紹介します。「蕎麦さだはる」は、かつての「蕎麦まえだ 新橋店」が屋号を変えて登場したお店。“まえだ”時代と同様に、押し出し式製麺機を使い、打ちたて&ゆでたての十割そばをリーズナブルな価格で提供しています。

 

客の声に耳を傾けながら十割そばに最適なつゆを追求

↑赤い窓枠が印象的な外観。中華料理店と間違える人もいるという
↑赤い窓枠が印象的な外観。中華料理店と間違える人もいるという

 

昼のピーク時は完全立ち食いだが、空いている時間は椅子を出してくれる。夜は立ち飲み屋になるとあって、カウンター上には焼酎の瓶も見られる
↑昼のピーク時は完全立ち食いだが、空いている時間は椅子を出してくれる。夜は立ち飲み屋になるとあって、カウンター上には焼酎の瓶も見られる

 

そばは田舎そば風の平打ち麺で、そばの豊かな香りともっちりした歯応えを楽しめる。つゆはかつお節と昆布でだしを取り、しょうゆの風味が鮮やかなかえしと合わせた。その濃厚でキリッとした味わいは、太麺と相性抜群だ。店に来てくれる舌の肥えた新橋ビジネスマンの意見を聞きながら、何度も改良を重ねた結果、この味にたどり着いたのだそうだ。

↑天ぷらそば(530円)。この価格でこのかき揚げは驚き。店長は豪華にしすぎて少し後悔しているらしい
↑天ぷらそば(530円)。この価格でこのかき揚げは驚き。店長は豪華にしすぎて少し後悔しているらしい

 

店の人気ナンバーワンは「天ぷらそば」で、客の3割以上がこれを注文する。えび、いかゲソ、小柱などが入った大ボリュームのかき揚げは、確かにコスパが高い。しかも注文を受けてから揚げるので、かき揚げは熱々のサクサク。衣も甘くて香ばしく、食べ飽きることがない。

↑山かけ納豆そば・冷やし(510円)。とろろ、納豆、みつばなどがのった「山かけ納豆そば」。冷やしには温泉卵をトッピングする客が多い
↑山かけ納豆そば・冷やし(510円)。とろろ、納豆、みつばなどがのった「山かけ納豆そば」。冷やしには温泉卵をトッピングする客が多い

 

さらに同店は、同じ“元まえだ”の「蕎麦たかね」同様、卵や揚げ玉、おろしなどを無料サービス。かけそばやもりそばでも豪華な一品になるのがうれしい。

↑店外に掲示されたメニュー。揚げものはかき揚げのみで、鶏そばや南蛮豚などの肉そば系や、ご飯ものとのセットメニューも充実している
↑店外に掲示されたメニュー。揚げものはかき揚げのみで、鶏そばや南蛮豚などの肉そば系や、ご飯ものとのセットメニューも充実している

 

夜は飲み屋営業をしていて、酒の肴も多彩。締めに絶品そばまで食べられるとは、新橋のビジネスマンは幸せだ。