病気の予防や美容、美肌、アンチエイジングなどに効果があるとされる青汁。この青汁を自宅で手軽に作れるジューサーが5月17日に発表されました。それが、「ヘルシオ グリーンプレッソ EJ-GP1」(以下、EJ-GP1)です。
【関連記事】
いまや青汁は「ウマイ! もう一杯」へ! 日本の朝を変えるシャープの“葉物まるごとジューサー”の魅力
本機は、「低速ジューサー」と呼ばれるカテゴリの製品で、低速ジューサーの人気ブランド「ヘルシオ ジュースプレッソ」の姉妹品。低速ジューサーとは、素材を低速で絞ることで、栄養素が多く残ったコールドプレスジュースが作れるジューサーです。
↑左2台が今回紹介する「ヘルシオ グリーンプレッソ EJ-GP1」(実売予想価格4万5000円+税)、右2台が同時発売される「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CP1」(実売予想価格4万円前後+税)
低速ジューサーで「自宅で青汁」は手間がかかっていた
健康や美容を気にする人、そして忙しくて野菜不足になりがちな人の強い味方が野菜ジュース。ただし、市販の野菜ジュースの多くは濃縮還元素材を使っていたり、飲みやすくするために多くの糖分を添加しています。このため、最近は野菜不足を補うものとして、青汁に注目が集まっています。
ところが、青汁の原料となる葉物野菜は、一般的に繊維質が多く水気が少なく、通常のスロージューサーにかけると繊維が詰まって停止してしまいます。ですから、葉物野菜をジューサーにかける場合は、投入前に細かくカットする手間が必要でした。
そのため、家庭で葉物野菜メインの飲み物を作る場合は、手間を省くためにミキサーでスムージーを作ることがほとんど。ただし、スムージーは口当たりがドロドロとしていて、汁のようなサラっとした食感にはなりません。また、野菜をミキサーにかける際は水を加える必要があるため、野菜の栄養素が薄まるというデメリットもありました。
ところが、今回発表された「グリーンプレッソ」は、この難しいとされていた100%葉野菜だけの青汁ジュースが作れるのです。もちろん、水を加える必要もありません。
最大の課題だった掃除をラクにする機能を搭載
ジューサー最大の課題ともいわれているのが「洗いにくさ」。繊維が本体に残るため、使用後はかなり汚れます。このため、洗浄のためにタンクやスクリューを外すと汚れが飛び散ったり、繊維がシンクに詰まったりといった問題がありました。ところが、EJ-GP1はあらかじめ卓上で「予備洗浄」することで、この洗浄の手間を大きく減らすことが可能です。
予備洗浄とは、タンクを本体から外さずに予洗いする機能。野菜を入れるタンクに水を投入して運転することで、タンク内部とスクリューにこびりついた「野菜カス」などをはがします。その後、本体横のパッキンを外すことで、ほとんどの汚れは外に排出できるのです。もちろん、そのまま本体を片づけられるほど完全にキレイにはなりませんが、続けて異なる食材のジュースを作ることが可能。この予備洗浄をしておけば、洗う手間が大きく減るほか、出勤前の忙しい朝は予洗いだけで済ませ、帰宅後にきちんと洗うなどの使い方も可能になります。
本機は水を加えず、純度100%の葉物野菜ジュースが手軽に作れるのが画期的。筆者はモソモソするスムージーは少々苦手なのですが、本機の青汁は、さらりとした口当たりでおいしく飲めました。美容や健康に関心のある人はもちろん、野菜嫌いの家族がいる家庭にもぴったり。さらに洗いやすさもアップしているので、「生ジュースは好きだが、お手入れが面倒で使っていない……」というジューサー挫折者にもオススメです。
【URL】
ヘルシオグリーンプレッソ EJ-GP1 http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160517-a.html