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2017/5/20 21:00

久保竜彦、久保裕也、久保建英……サッカー界になぜか多い「久保」列伝

昨今、もしかしたら昔からかもしれないが、サッカー界には「久保」が溢れている。その“最新作”、久保建英が本日5月20日に開幕するU-20ワールドカップで注目を集めているわけだが、この機会にあらためてサッカー界の「久保」について振り返ってみたい。

 

【その1】久保竜彦

その名からドラゴンと呼ばれた久保竜彦は、Jリーグにおける「久保」の先駆者的存在。ただそのプレーは、パイオニア的なイメージからはかけ離れていた。

外国人選手のような圧倒的な身体能力と豪快さでゴールを量産したドラゴン久保。独特のキャラクターを含め、あまりに印象深い選手である。

 

【その2】久保裕也

現在の日本代表に欠かせない存在となりつつある「久保」。それが久保裕也だ。今冬移籍したベルギーのヘントですぐさま結果を残し、3月の代表戦でも重要なゴールを決めてみせた。

京都サンガ時代から将来を嘱望されていたが、3年半プレーしたスイスで一皮も二皮も剥けた。ドラゴン久保の血脈を受け継ぐ野武士のような雰囲気も頼もしい。

 

【その3】久保建英

日本クラブユースサッカー選手権では、同大会史上初となる中学生での得点王(5得点)に輝いた期待の新星。15歳ながら、J3のFC東京U-23だけでなく、カップ戦でトップチームデビューも果たしており、幾度となく煌めくようなプレーを見せている。

ついに開幕を迎えた「FIFA U-20ワールドカップ」でも代表メンバーとして招集された久保建英。特別な存在感を見せチームを上位に導けば、16歳でのワールドカップ出場というのも決して夢ではなくなるのかもしれない。

 

【その4】久保嘉晴

最後はリアルサッカーに多大な影響を与えてきたサッカー漫画から、『シュート!』の久保嘉晴をピックアップ。いや、むしろ「久保」の並びで取り上げないわけにはいかないであろう。久保裕也の4人抜きゴールから彼を思い浮かべた人もいるはず。「奇跡の11人抜き」が今なお語り継がれる、伝説のプレーヤーだ。

 

えっ、久保嘉晴を知らない? そんな人は、U-20ワールドカップ期間中に『シュート!』を読むべし! そうすれば「久保」の偉大さをより身近に感じることできるだろう。

 

【おまけ】大久保嘉人

「久保」からはちょっと外れるが「大きな久保」である大久保嘉人も取り上げたい一人だ。なにせ、史上初の3年連続J1得点王(2013~2015)。そして、J1通算最多得点記録保持者である。

今年移籍したFC東京でも徐々にエンジンがかかってきた様子。「久保」を上回る「大久保」として今後の活躍も楽しみだ。