昨今、もしかしたら昔からかもしれないが、サッカー界には「久保」が溢れている。その“最新作”、久保建英が本日5月20日に開幕するU-20ワールドカップで注目を集めているわけだが、この機会にあらためてサッカー界の「久保」について振り返ってみたい。
【その1】久保竜彦
その名からドラゴンと呼ばれた久保竜彦は、Jリーグにおける「久保」の先駆者的存在。ただそのプレーは、パイオニア的なイメージからはかけ離れていた。
外国人選手のような圧倒的な身体能力と豪快さでゴールを量産したドラゴン久保。独特のキャラクターを含め、あまりに印象深い選手である。
【その2】久保裕也
現在の日本代表に欠かせない存在となりつつある「久保」。それが久保裕也だ。今冬移籍したベルギーのヘントですぐさま結果を残し、3月の代表戦でも重要なゴールを決めてみせた。
? Sometimes you don't have to go to Barcelona to see a "Messi" goal… #GntKvm #COBW @k15189312431y pic.twitter.com/boHNiQMKcC
— KAA Gent (@KAAGent) March 13, 2017
京都サンガ時代から将来を嘱望されていたが、3年半プレーしたスイスで一皮も二皮も剥けた。ドラゴン久保の血脈を受け継ぐ野武士のような雰囲気も頼もしい。
【その3】久保建英
日本クラブユースサッカー選手権では、同大会史上初となる中学生での得点王(5得点)に輝いた期待の新星。15歳ながら、J3のFC東京U-23だけでなく、カップ戦でトップチームデビューも果たしており、幾度となく煌めくようなプレーを見せている。
He excelled at the #AFCU16 championship with some superb goals. Here's why #Japan prodigy #TakefusaKubo is destined for greatness… pic.twitter.com/V0XDy7HYrr
— AFC (@theafcdotcom) October 10, 2016
ついに開幕を迎えた「FIFA U-20ワールドカップ」でも代表メンバーとして招集された久保建英。特別な存在感を見せチームを上位に導けば、16歳でのワールドカップ出場というのも決して夢ではなくなるのかもしれない。
【その4】久保嘉晴
最後はリアルサッカーに多大な影響を与えてきたサッカー漫画から、『シュート!』の久保嘉晴をピックアップ。いや、むしろ「久保」の並びで取り上げないわけにはいかないであろう。久保裕也の4人抜きゴールから彼を思い浮かべた人もいるはず。「奇跡の11人抜き」が今なお語り継がれる、伝説のプレーヤーだ。
えっ、久保嘉晴を知らない? そんな人は、U-20ワールドカップ期間中に『シュート!』を読むべし! そうすれば「久保」の偉大さをより身近に感じることできるだろう。
【おまけ】大久保嘉人
「久保」からはちょっと外れるが「大きな久保」である大久保嘉人も取り上げたい一人だ。なにせ、史上初の3年連続J1得点王(2013~2015)。そして、J1通算最多得点記録保持者である。
CKのこぼれ球をダイレクトシュート!#大久保嘉人(@Okubonbon13)の今季3得点目でFC東京が先制。#ベガルタ仙台 vs #FC東京 は https://t.co/u4BaoHt81Q でライブ中。@fctokyoofficial #fctokyo #DAZN pic.twitter.com/XqvPGfJ2LG
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) May 7, 2017
今年移籍したFC東京でも徐々にエンジンがかかってきた様子。「久保」を上回る「大久保」として今後の活躍も楽しみだ。