サムスンは最上位のフラッグシップ機「Galaxy S25 Ultra」を発表したばかりです。しかし、早くも次期「Galaxy S26 Ultra」の試作機が開発中であり、しかも前面カメラの視界を確保する穴(パンチホール)が見えないとの情報が報じられています。

この情報は、信頼性の高いリーカーの@kro_roe氏がXで述べました。同氏は、サムスンの未発表製品に関する情報が正確なことで知られています。
おそらくアンダーディスプレイカメラ(UDC)、つまり自撮りカメラをディスプレイの下に置くことで、画面上から穴をなくす技術を使っていると思われます。今回の投稿では全く言及されていないのが興味深いところです。
In the Galaxy S26 Ultra display prototype, the camera hole is not visible.
— kro (Good bye) (@kro_roe) February 3, 2025
サムスンにはこの技術を使用した経験があります。現行の横折りモデル「Galaxy Z Fold6」の内側ディスプレイには、画像や動画を撮影する際に、その部分が黒くなる(視界を確保するため)4MPのUDCが搭載されています。
この技術はディスプレイの見栄えをよくする反面、デメリットがあります。まず、ディスプレイを通して光を取り込むため、従来型の自撮りカメラより画質が劣りやすいこと。二つ目に、カメラ部分のディスプレイ表示が周囲と少し異なることもあり、完全に一体化しているとは言い難いことです。
アップルも長年にわたりUDCをテストしていると言われますが、いまだにiPhoneには搭載されていません。また、サムスンもGalaxy S26 Ultraの試作機を何種類か開発しており、UDCを搭載したモデルはその一つに過ぎず、最終的に製品化されない可能性もあるでしょう。
とはいえ、サムスンのディスプレイ技術は非常に先進的であり、高いレベルでUDCの搭載が実現すると期待したいところです。
Source: @kro_roe (X)
via: Wccftech