日立グローバルライフソリューションズから、毎日の食事づくりで活躍する2大キッチン家電、オーブンレンジと炊飯器の新モデルが発売されました。過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ MRO-W10X」(実売価格11万6640円)はWi-Fiを搭載し、IHジャー炊飯器「ふっくら御膳 RZ-W100CM」(実売価格5万2650円)は老舗米料亭とコラボレーションして開発したとのこと。どちらも可能性が広がりそうな魅力を感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。“試食あり”のメディアセミナーの様子を交えてご紹介していきます。
オーブンレンジ「ヘルシーシェフ」は見た瞬間に「かっこいい!」
まず紹介されたのは、6月22日に発売された総庫内容量30Lの過熱水蒸気オーブンレンジ「ヘルシーシェフ MRO-W10X」。見た瞬間、「スタイリッシュでかっこいい!」と感じました。日立のオーブンレンジといえば、性能はいいのに、前面に文字がぎっしり書かれていて、ボタンもたくさんあってゴチャゴチャ……となんだか残念な感じでした。が、新モデルはボタンも文字も最小限で、すっきりした印象。さらに扉と一体型のハンドルを搭載するなど、スマートな美しさのなかにもこだわりを感じさせます。
無線LANに対応し、独自のスマホアプリで設定が可能に
さらに「~献立を考えるところから、お手入れまで~ がんばらなくてもおいしく作れる」をコンセプトに、日立が推進する「コネクテッド家電」として無線LANに対応。独自のスマートフォンアプリ「ヘルシーシェフアプリ」からレシピ検索や設定の操作が可能になりました。スマートフォンでレシピ検索し、メニューが決まったら本体に設定を送信し、あとはボタンを押すだけでOK。外出先から帰宅中にレシピ検索すれば、帰ってから献立を考える手間が省け、帰りに材料を買うこともできて効率的です。
「クックパッド」の「殿堂入りレシピ」をオートメニューに搭載
また、興味深いのは、料理レシピサービス「クックパッド」のなかでも、1000人以上のユーザーが実際に作ったという「殿堂入りレシピ」のうち、厳選した30レシピをオートメニューに搭載した点です。殿堂入りレシピといえば多くの人に支持されているという点で外れが少なく、レシピ選びの目安にしている人も多いのでは。実際のレシピは火を使うものもありますが、ここではレンジで調理できるようアレンジしたといいます。さらに新しいレシピが随時アプリに配信されるので、レシピが増やせるというのもコネクテッド家電ならではの楽しみです。
そのほか、重さと温度を自動ではかり、分量に合わせた火加減がお任せできる「Wスキャン調理」機能や、外して丸洗いできるテーブルプレートなど日立独自機能も引き続き搭載しています。
いざロールキャベツを実演&試食!
今回、このクックパッドの殿堂入りレシピの中から、「トマトで煮込んだロールキャベツ」の実演と試食も行われました。キャベツをゆでる工程は、「下ゆで葉・果菜」で加熱し、玉ねぎもレンジで加熱できるため、火を使う必要はなし。下準備ができたら、スマートフォンを操作してレシピを選び本体に転送、ボタンを押すだけ。なお、クックパッドのオートメニューでは、使用する耐熱ボウルは、ガラス製だけでなくプラスチック製も選べます。
出来上がり時間は約17分と出ましたが、隣のグループは約18分でした。これも重さと温度を自動ではかる「Wスキャン調理」だからこそ。そして待ちに待ったロールキャベツの完成! 試食してみると、さすがは殿堂入りレシピ、大人も子どもも好きそうな味です。キャベツは少しハリがあって食べ応えがあり、中までしっかり火が通っていました。今夜のおかずが簡単に美味しく作れるとは、まさに「がんばらなくてもおいしく作れる」というコンセプト通りですね。