新型コロナウイルスの影響により、世界各国で未だに通常のスポーツ興行が行われていない状況が続く。日本でもプロ野球が開幕したが、無観客での試合となっており、以前のようなスタイルに戻るためにはまだまだ時間がかかるだろう。そんななか、「新たなスポーツ様式」といわんばかりの画期的な取り組みが、格闘技界で行われようとしている。
???? 4️⃣ ??? #FightCamp@DillianWhyte vs Povetkin and @KatieTaylor defending her Undisputed Lightweight Titles on the lawn… Oh go on then ?@EddieHearn breaks down August 22’s monster show in full here:
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話題となっているのは、イギリスのマッチルーム社が公開した格闘技のリング。なんと、コロナ対策として屋外にリングを建て、ソーシャルディスタンスや換気の対策を取るなどして興行を行う予定だという。
This is NOT a drill – boxing will This is NOT a drill – boxing will return next month LIVE from Eddie Hearn’s garden! ?
Thoughts on #FightCamp? ? pic.twitter.com/E9AZUCdfKP
— 888sport (@888sport) June 26, 2020
驚きなのがそのスケール。リングが造られたのは、ロンドン郊外のブレントウッドにあるマッチルーム本社の庭。リングを建設してもなお土地が有り余るほどの広大な敷地に、まるでお城のような建物。自宅とは思えないほどの豪華な敷地の中に、開放感溢れるリングがあるということで格闘技ファンたちも「え、CGじゃなくてリアルなの!?」「これは凄い!!」と驚きを隠せないようだ。
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— Matchroom Boxing (@MatchroomBoxing) June 26, 2020
一方、野外リングということで「晴れるかどうか、天気だけが心配だね」といった声も。野外での格闘技は、なんだか前時代に戻ったような錯覚を覚えるかもしれないが、このロケーションでの観戦は想像しただけで気持ちが良さそうだ。8月頭から4週にわたってイベントが行われ、22日にはWBCヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイトが、元WBA正規王者アレクサンデル・ポベトキンとの防衛戦を行う予定だという。この興行が上手くいけば、今後の格闘技界では「野外リング」での試合がトレンドになるかもしれない。