レモンサワーのブームとともに、缶チューハイ市場でも多くのレモンフレーバーが新発売されています。今回紹介するのは、そのなかでも濃い美味しさに特徴をもつ人気商品「サッポロ 濃いめのレモンサワー」。
好評ぶりはすさまじく、年間販売計画を今年3月発売時の280万ケースより100万ケース増やし、380万ケースに上方修正したほど。本稿では特徴である「濃い美味しさ」を中心に、味わいや魅力を深掘りしていきます。
味が濃いから氷をたっぷり入れても薄さを感じず美味しい
「サッポロ 濃いめのレモンサワー」のキーとなっているのが酸っぱさです。本商品ではシチリア産手摘みレモン果汁とレモン漬け込み酒を使用し、爽やかな香りと鮮烈な酸味を強化。それでいて後味がすっきりする設計となっており、濃さはあるけど重くなくて飲みやすい、食事に合うという独自のポジションを獲得しています。
この、濃さと酸っぱさを両立しながら飲みやすさも実現するというのはなかなか難しい技術なはず。それを実現しているのが造り手のノウハウです。製造元のサッポロビールは、ポッカサッポロフード&ビバレッジと同グループであり、長年のレモン研究が様々な商品に活かされています。例えば、酸っぱさで大人気の「キレートレモン」をお酒にした「キレートレモンサワー」もサッポロビールから発売されており、つまりレモン商品は大得意。
筆者は今夏、いっそう「サッポロ 濃いめのレモンサワー」が求められると思います。その理由もやはり、味が濃いから。夏は暑いので、缶チューハイは氷をたくさん入れたグラスで飲む人が多いでしょう。ただし氷がとけるのも早いので、味は薄まりがち。その弱点もなんのその、というのが「サッポロ 濃いめのレモンサワー」なのです。
食事とともにゆっくり楽しむシーンには、濃い美味しさが大活躍。晩酌のお供や、語らいながら楽しむアウトドア飲みなどにもぴったりです。