アップルは9月13日深夜の「Wonderlust.」イベントで、iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxを正式発表しました。
iPhone 15標準モデルと同じく、従来のLightningコネクターに代えてUSB-Cポートを搭載。従来のLightning(USB 2.0仕様)と比べて最大20倍高速なUSB 3に対応し、写真や動画の転送も高速化されます。
Proモデル限定の「A17 Pro」は、アップル初の3nmチップ。6コアのCPUを搭載し、最大10%高速になっているとのこと。また16コアのNeural Engineは2倍高速となり、文字入力のオートコレクト(自動修正)や、写真アプリでの人やモノの切り抜きもより正確でスピードアップすることになりそうです。
またA17 ProのGPUは性能や電力効率、複雑なアプリの実行、新たなレンダリング機能に重きを置いています。特にハードウェアによるレイトレーシング処理にも対応し、『バイオハザード4』などがゲーム専用機さながらに遊べることも予告されています。
従来のサイレントスイッチは、新たな「アクションボタン」に置き換え。長押しすることで着信とマナー(無音)モードを切り替えられるほか、さまざまな操作を割り当てられます。たとえばボイスメモの録音を開始したり、カメラを起動したり、お気に入りのショートカットを実行できたりします。
さらにボディ素材は、ステンレススチールに代えてチタン合金を採用。これにより強度と軽さを実現し、「アップル史上、最も軽いProモデル」を実現しています。
このほかiPhone 15 Pro Maxは、「iPhone史上、最高倍率の光学ズーム」を実現。焦点距離120mmで光学5倍となっており、クローズアップや野生動物の写真を撮ることも可能に。さらに「最も先進的な」手ぶれ補正システムも搭載されています。
iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxの本体カラーは、ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4種類。予約受付は9月15日(金)から、発売は9月22日(金)から。iPhone 15 Proは15万9800円~、iPhone 15 Pro Maxは18万9800円~となっています。