仕事や勉強など、作業がはかどる機能をもつ「はかどり文房具」の頂点を投票で決定する「文房具総選挙」。12回目となる「文房具総選挙2024」は、初めて“選考委員長”として、タレントで文房具愛好家でもある山崎怜奈さんを招聘。山崎さんを中心とした文房具のプロたちで結成された選考委員会によって、1年ぶりに復活した「SDGs文房具」部門、5年以上売れ続けている学生向け商品に絞った「キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具 」部門など、全9部門・100点もの文房具がノミネートされました。
読者や文房具ファン、一般ユーザーたちはいったいどの文房具に票を投じたのか? 各部門の発表を経て、いよいよ「大賞」の結果発表です。
【大賞】
サンスター文具 「ウカンムリクリップ」
ユニークなネーミングと機能性の高さで大ヒット!
大賞は、「その形があったか……!」と、思わず膝を打つ“うかんむり”型のブックストッパー。本の背表紙を避けて留めるため、厚手の教科書なども難なく狭める。開きグセがつきにくいのも魅力だ。660円。
開発者コメント
サンスター文具 クリエイティブ本部 イノベーション部
人見友佳子 さん
「クリップという地味な文房具をどうしたら多くの方に知ってもらえるかと考えて付けた名前。実際に幅広い世代の方々のお役に立てているようで大変うれしいです。今後も、“地味に便利”な文房具を開発していきたいと思います!」
選考委員たちはこう見た!
“選考委員長”
タレント/山崎怜奈 さん
「パッと見ただけで便利なことがわかる商品で、大賞に輝いたのも納得! 教科書を開くときにペンケースを押さえにしていたので、学生時代にこれがあったら良かったな。集中力が途切れるのを防いでくれたはず!」
文具ソムリエール/菅 未里 さん
「『勉強する環境を調えて効率的に』という学習用文房具のトレンドにぴったりハマった商品。機能としてはレガシーですが、使いやすいよう細かな工夫が盛り込まれています。聞いただけで形を想像できる名前もイイ」
文房具ライター/きだてたく さん
「大ヒットした商品で納得の大賞。モノ自体が重過ぎたり、うまく本を留められなかったりするものが多いブックストッパーですが、これはすべてがバランス良くまとまった商品。まだまだ人気は続くと思いますね」
放送作家・ライター/古川 耕 さん
「『本を開いたまま作業したい』。そんなニーズに応えるツールは昔からありましたが、それをアップデートしたことで2品が上位に入賞しました。甲乙つけ難いものの、カジュアルさと入手のしやすさで軍配はこちらに」
おめでとうございました! 続いて、準大賞から第5位までを発表していきましょう。
【準大賞】
コクヨ 「キャンパス フラットが気持ちいいノート」(ドット入り罫線)
来年発売50周年を迎える国民的ノートシリーズの新顔。ブランド史上最もフラットに開き、ページを押さえなくても、見開きをひとつの面のように広々使える。写真を撮るときに中央に影ができない。各231円。
【第3位】
コクヨ 「本に寄り添う文鎮」
2022年の数量限定販売時に話題になり、再発売を求める声に応え、今春全国発売。置くだけで本が閉じるのを防げ、少ない手順でページをめくれる。真鍮タイプは経年変化が楽しめ、持つ喜びも味わえる。2200円(鉄/ブラック、グレー)、5500円(真鍮)。
【第4位】
キングジム「ブギーボードぺーパリーBB-18」
書いた内容をワンタッチで消せて、繰り返し使える電子メモの新モデル。紙のような薄さと柔らかさが特徴で、省スペースで保管できる。背面が磁石になっており、ホワイトボードなどへの貼り付けが可能。5170円(Sサイズ スターターセット)、5940円(Mサイズ スターターセット)。
【第5位】
コクヨ「キャンパス 青色シートで覚える暗記用ペンセット」
集中力維持効果が報告されている「青」を生かした暗記ツール。オレンジのマーカーチップと水色の細字チップを備えたペンが付属し、マーカーを引いた文字やペンで書いた文字をシートで隠して使う。308円。
※価格はすべて消費税込み。
文房具総選挙2024」結果発表まとめ
1年ぶりに復活した「SDGs文房具」部門、5年以上売れ続けている学生向け商品に絞った「キッズの勉強がはかどる プチロングセラー文房具 」部門など、全9部門・100点もの文房具がノミネート。その頂点に立ったのは? また各部門を制したのはどの文房具なのか!?
【機能別部門】
【トレンド部門】
【特別部門】