飛行機の座席の広さは、右側と左側で少し違う。英国の消費者団体の調査で明らかになった、そんな意外な事実を紹介しましょう。
英消費者団体のWhich?は、ライアンエアー、イージージェットなどの航空会社の座席配置について調査を行いました。
その結果、飛行機の前方の座席については、右側にある座席(D、E、Fの座席)は、左側の座席(A、B、Cの座席)よりも、約1.3cm広い場合があることがわかったのです。
これは、一部の飛行機で機体の片側に有料の座席列を追加したため、機体前方で収納エリアを取り除いた経緯があることと関係しているのだそう。
たった1.3cmの差ですが、スペースが限られた機内の座席ですから、若干の余裕が生まれるかもしれません。
搭乗する飛行機の座席を調べる方法
この座席の広さの違いは、航空会社や機体の種類によっても違うもの。Which?では、それを調べる方法として以下を紹介しています。
1: 機体の種類をリサーチ
航空会社のウェブサイトで利用する機体の種類を調べましょう。「Google Flights」に目的地と出発日などを入力して調べることもできます。
2: AeroLopaでチェック
機体の座席配置を調べられる「AeroLopa」で、利用する航空会社と機体を選ぶと、座席の「2列目~15列目のABC席」は29インチ、「3列目~15列目のDEF席」は29.5インチ、という具合に、各座席のサイズが掲載されています。JAL、ANAなどの日本の航空会社の情報も載っているので、参考にできるでしょう。
少しでもゆとりのある座席を選びたいという方は、次回のフライトを利用するときに、この方法を使ってみてはいかがでしょうか?
【主な参考記事】
Daily Mail. What airlines don’t tell you: How sitting on the RIGHT can get you more legroom (including with Ryanair and easyJet). October 28 2024
Which? Little-known hack to get a better seat with Ryanair and easyJet. October 23 2024