独りメシにはコレ1台! 炊飯してそのまま食べられる「どんぶり型超高速炊飯器『炊き立て丼』」で1週間どんぶり飯チャレンジ

ink_pen 2025/12/10
  • X
  • Facebook
  • LINE
独りメシにはコレ1台! 炊飯してそのまま食べられる「どんぶり型超高速炊飯器『炊き立て丼』」で1週間どんぶり飯チャレンジ
染谷遥
そめやはるか
染谷遥

アウトドア予約サイト「そとあそび」勤務後、フリーランスライターおよび編集者として独立。キャンプやダイビングメディア、狩猟専門誌などへ寄稿したり編集として参加したり。私生活では2025年から一児のママ。元料理人の夫の影響で調理家電を購入することが多い。好きな料理はたこ焼き。趣味はダイビング。

育児に追われ、自分の食事がまともに取れない日々が続いています。できればおいしいご飯が食べたいけれど、忙しいのに30分も炊飯を待てないし、おかずもご飯も別々に用意して、食べた後の皿洗いも面倒です。そんなときに助けてくれたのが、サンコーの「どんぶり型超高速炊飯器『炊き立て丼』」!

約15分で炊飯。おかずも同時調理で、洗い物はどんぶりとおかずトレーのみ。面倒くさいこと全部ナシ。一人暮らしや単身赴任中、ワンオペ中の人は特に重宝するはずです!

究極の時短&手抜き! “どんぶり型1人用炊飯器”

↑2段式構造、下段で炊飯、上段でおかず調理・温めが可能。完全同時調理。 待つ時間も調理する時間もゼロ

育児を終えた1日の夜、または、職場から帰ってきてヘトヘトなとき、「何か食べたいけど、これから自分だけのために炊飯するのは面倒だなぁ」なんて思うことはありませんか。

そんなとき、私はパックごはんをチンしてしまうのですが、どう考えても割高ですよね。この物価高の中で、やっぱり自炊は賢い選択。でも自炊は面倒……。

このループを断ち切ってくれたのが、サンコーが送り出した「どんぶり型超高速炊飯器『炊き立て丼』」です。

↑本体+全装備。上段左から、土台、炊飯なべ(内釜)、中段左から、上ブタ、おかずトレー、中ブタ、下段左から、保護キャップ、計量カップ

炊飯時間は最短約15分と超時短。しかも、米を炊きながら上段でおかずを温めたり、調理したりできる2段式。極めつけは、そのままどんぶりとして食べられる形状です。

面倒くさいこと、全部ナシ。あとは、安くてうまい飯だけを追求するのみ!

……ということで、この炊き立て丼が本当に使えるのか、“1週間どんぶり飯チャレンジ”で検証していきます。

チェックポイントは

・本当においしく米が炊けるのか?

・おかずもおいしく同時調理できるのか?

・お手入れのしやすさはどうか?

以上の3項目に注目して、レビューしていきます。

使い方は、米と水、おかずをセットしてスイッチオンするだけ!

使用方法はいたって簡単。生米0.5合(または1合)と、水を指定の水位までセット。上段には、今回はレトルト食品を入れてスイッチをオン。あとは待つだけです。

↑ お米を0.5合のメモリぶん入れると、水は大体100cc入るようになっています

↑どんぶり(内釜)を土台にセットし、スイッチを押すと、赤い炊飯ランプが点灯します

実際に試してみたところ、“超高速炊飯器”の名前のとおり、0.5合なら最速で約12分で炊飯が完了しました。この速さなら、子どもの離乳食の準備と同時進行させたり、帰宅後にシャワーを浴びたりしている間におかずも同時に温まるので、あとは箸を用意するのみ。

これだけ早く炊き上がれば、帰宅後にサッと準備してスイッチを押して、ほかのことを済ませている間に終わっちゃいます。

1週間どんぶり飯生活・全記録

炊き立て丼を月曜から金曜まで使ってコストを抑えながら手抜きしつつも、いかに素早く満足度の高い食事にたどり着けるのかを試してみました。

月曜日時短の王道“レトルト飯”「金のシリーズ丼」

満足度ナンバーワン!おいしくって簡単、炊き立ての米とのコンビネーション抜群

材料:セブン-イレブン 金のシリーズ(豚角煮)

調理方法:王道のレトルト食品を使った調理。シンプルイズベスト。包丁ナシ

評価: (炊き上がりの)はやさ:★★☆☆☆ 安さ:★★★☆☆  簡単さ:★★★★★  おいしさ:★★★★★ 満足度:★★★★★

湯気で蒸し上げるため、全体がムラなくしっかり熱々に。炊き立て米との相性も抜群で、コンビニのレトルトを使った丼とは思えない、ぜいたくな味になりました。今回のレシピ内でベストなコンビネーション!

調理のコツ:水の量を調節して、米を少し硬めに炊く(0.5合で水100cc、蒸らし時間なし)と、柔らかい角煮とたれとの相性抜群

火曜日】究極は“一汁一菜”! 「白米&味噌汁(丼?)」

タイパ、コスパ、ナンバーワン!

材料:米、インスタント味噌汁、生卵(お好みで)、しょうゆ(お好みで)

調理方法:余計な調理はせず、純粋な白米のおいしさを感じるレシピ。包丁ナシ

評価:はやさ:★★★★★ 安さ:★★★★★ 簡単さ:★★★★☆ おいしさ:★★★★☆ 満足度:★★★★☆

水の量を調節して軟らかめで炊けば、“超高速で炊いたご飯”というネガティブな要素は一切感じられません。やはり炊き立てはホカホカで最高です! インスタント味噌汁でも至福の一汁一菜に。

調理のコツ:米が主役なレシピのため、説明書に書いてある目安の水分量よりも若干多め(0.5合で水130~140cc)で炊くと軟らかくておいしいです

↑見た目は少し寂しいですが、食べたら満足。ホカホカ炊き立てごはんと味噌汁の組み合わせは最強です!

そのほか所感

  • おかずトレーは最大容量300mlまで入るので、味噌汁(1食分約160ml)も、こぼさず余裕
  • おかずトレーが熱いので、素手で持つのはやけどの危険! お椀が必要。そのため簡単さを★ひとつ減
  • 温められた味噌汁はちょうどよい熱さ。フーフーせずに、すぐ飲める
↑お好みで、生卵としょうゆを追加して卵かけご飯にしても

水曜日体にやさしい“蒸し飯”「キャベツと豚バラのミルフィーユせいろ蒸し丼

自炊してちゃんと食べた感ナンバーワン! ただし包丁を使うので若干面倒

材料(1人前):豚バラ薄切り肉(50g)、キャベツ(2枚)、ニラ(1/4束)、ごま油(大さじ1/2)、しょうゆ(大さじ1と1/2)、塩(少々)

調理方法:肉と野菜を蒸して栄養満点。素材の旨み爆弾、蒸し料理。包丁アリ

評価: はやさ:★★★☆☆ 安さ:★★★☆☆  簡単さ:★★☆☆☆ おいしさ:★★★★☆ 満足度:★★★☆☆

“上段のおかずトレーで、ほったらかし蒸し調理が完結する”という製品の最大の利点を生かすべく、話題のレシピブック「せいろ蒸しベストレシピ絶品100」(ワン・パブリッシング刊)からチョイス。

せいろ蒸しベストレシピ 別冊Nadia magazine

発行 株式会社ワン・パブリッシング

著者・編者 Nadia magazine編集部
発売日 2025年10月02日(木)
定価 ¥990(税込)
ページ数 80
版型 A4
ISBN/JAN 9784651205595

話題のせいろで作る! ヘルシーでおいしいレシピ

いま注目を集めているせいろ。その魅力を存分に楽しみ、120%活用できるレシピを100品収録。人気料理メディアNadiaから厳選レシピを公開。毎日の食卓を彩る定番おかずから、特別感のあるおもてなし料理、パン・おやつまでこの一冊があればせいろ料理のすべてを網羅できます。せいろならではの素材のうまみを引き出すやさしい味わいを堪能できるレシピばかり。せいろをこれから始めたい方にも、すでに愛用している方にもおすすめです。

編集:Nadia magazine編集部
¥990 (2025/12/10 15:36時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

豚バラの旨みがキャベツに染みておいしい。あっさりしていると見せかけて、ごま油としょうゆのパンチが利いていてごはんが進みます。しっかり本格的な蒸し料理が放置で完成するのは驚き。

調理のコツ:豚肉とキャベツの重ね方によっては最下部に火が通りにくくなるので、キャベツを敷いてから肉と肉が重ならないように置くと安全です

↑せいろの良い香りこそしないものの、十分おいしく食べられます

そのほか所感

  • キャベツの芯の部分を使用すると、シャキシャキが残る
  • おかずトレー下層の肉1枚に火が通っていなかったので、電子レンジで再加熱が必要だった
↑「せいろ蒸しベストレシピ絶品100」には、ごはんが進みそうなレシピがたくさん
編集:Nadia magazine編集部
¥990 (2025/12/10 15:36時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

木曜日ストック最強“缶詰丼”「サバ味噌缶の温め丼

安くて簡単だけど、少し臭みが気になる

材料:サバ缶(味噌煮)、生姜チューブ、ごま油

調理方法:王道のレトルト温めを応用した缶詰温め。包丁ナシ

評価: はやさ:★★★☆☆ 安さ:★★★★☆ 簡単さ:★★★★★ おいしさ:★★★☆☆ 満足度:★★★☆☆

厚みがあるサバでも、中までしっかり温められていました。米にサバのにおいが移っていなかったところもよかったです。

調理のコツ:サバ味噌煮に、お好みで生姜チューブ(先入れ)とごま油(後がけ)を少量たらして混ぜると、缶詰特有の臭みが和らぎ、おいしく食べられます

金曜日アジアの屋台飯”で旅行気分「タイ米で食べるガパオ丼(目玉焼き付き)

タイ米が良い香り! 目玉焼きも半熟で良いけど、ガパオとの相性が悪いとおいしくない

材料:ガパオの素、タイ米、生卵

調理方法:異種米を使った本格的な料理も、レトルトを使って簡単同時調理。包丁ナシ

評価: はやさ:★★★★★ 安さ:★★☆☆☆ 簡単さ:★★★★★ おいしさ:★★☆☆☆ 満足度:★★★☆☆

タイパナンバーワンの「白米×味噌汁レシピ」とほぼ変わらない炊き上がり時間で優秀。炊き上がるまでの待ち時間には、そことなくタイ米の良い香りがして食欲をそそられます。

調理のコツ:日本米より硬い炊き上がりを求められるタイ米。米0.5合に対して水120ccでちょうど良いです

そのほか所感

  • 炊飯器のせいではないと思いますが、通常はよいはずのタイ米とガパオの相性がなぜかイマイチで、おいしくなかった。相性さえよければ……!
  • 洗っても、どんぶり内にタイ米の香りが少し残る
↑蒸気で焼いた目玉焼きは、ちょっと硬めの半熟。焦げ付かずヘルシーな仕上がりに

1週間、どんぶり飯チャレンジを終えた感想……

ほったらかしで料理ができるのが本当に助かりました。食材を変えるだけで、バリエーション豊富な献立が気軽に楽しめるので、1週間でも2週間でも無理なく飽きずに続けられそうです。


シンプルな構造でお手入れ簡単! 洗い物は最小限

おなかいっぱい食べた後は、後片付けの時間です。炊き立て丼は、構造がシンプルなので、しっかり洗うのはどんぶり(内釜)とおかずトレーの2点だけ。蒸気しか当たらない、どんぶりのフタ(上フタ)と中フタは、サッと水洗いすれば事足ります。

ふつうなら、炊飯器のお手入れもして、なおかつどんぶりも洗います。それが、どんぶりを洗うだけで完結してしまう。この手軽さこそ、継続して使いたいと思う大きな理由になりそうです。

総評:“ワン丼”は最強のズボラ飯! 導入の価値アリ

結論から申し上げますと、導入価値がありまくりな商品です。食べる前(買い出し、調理)、食べた後(洗い物)の手間は最小限ですし、何よりおいしい!

自分なりにお米に合う組み合わせを探すのも面白いです。使う楽しさがあるのって長続きしますよね。

↑ワンパンならぬ“ワン丼”という新しいジャンルを開拓できそうです

調理のしやすさ

  • 食材をセットしてスイッチオンするだけ
  • 食材によっては13分台と驚異の速さで出来上がる
  • 食材を変えればバリエーション豊富な献立に対応できる
  • 一般的などんぶりと同じくらいの大きさなので場所を取らない

おいしさ

  • 一般的な炊飯器と比べておいしさに差はない。黙って出されても全然気づかないレベル
  • パックごはんと比べて、ベタつきもなく、特有の嫌なにおいもしない
  • 早炊き、少量炊きでもパサつかず、おいしい

洗い物のしやすさ

  • しっかり洗うのはどんぶり(内釜)とおかずトレーの2点だけ
  • 米がどんぶり内(内釜)にくっつきにくいので洗いやすい

食材によっては火が通らず、電子レンジで再加熱が必要

あえてイマイチな部分を挙げるとすれば、食材によっては火が通らず、電子レンジで再加熱が必要だったこと。とはいえ、説明書には「鶏肉など分厚い食材は中まで火が通らない場合があります。その場合は別の容器に移して、電子レンジ等で追加調理してください」とありますから、予測された事態ではあります。あとは、保温機能があると最高だなと思いました。

いろいろ述べてまいりましたが、手間と時間は一切かけず、最高の“炊きたて丼”が食べられ、忙しい毎日に重宝するアイテム。皆さんもぜひお試しくださいませ!

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で