シャークニンジャが発売した、小型キッチン家電ブランド「Ninja(ニンジャ)」の加熱調理家電。料理がラクにおいしくなるだけでなく、見た目にも楽しいなど、これまでにはない付加価値を持った新製品です。
発売に先駆けて行われた新製品発表会では、新製品のお披露目のほか、料理家による調理の実演や試食が行われました。

北米で大ヒット中の“加熱”系調理家電が日本初上陸!
日本では、コードレスクリーナーでおなじみのシャークニンジャ。中でもニンジャは同社における小型キッチン家電ブランドで、日本でも2024年からミキサー4製品を発売していますが、グローバルではすでにそれ以外のジャンルのさまざまな製品が発売されているとのこと。
今回発売されたのは、“加熱調理家電”3製品。昨今の日本では、“コンロキャンセル界隈”と呼ばれる、ガスコンロを使わず、その他のツールで代用する消費者が増えていますが、加熱調理家電は年々需要が増しているアイテムでもあります。シャークニンジャ マーケティングコミュニケーションズ・マネージャーの宮井康太郎氏によると、中でも“スぺパ”の高い製品が特に人気。
「アメリカでは、ニンジャは加熱調理家電カテゴリーにおいてもシェアナンバーワンを獲得しています。今回発売する商品は、すでに北米では大ヒットしている商品で、アジアでは日本が初めての発売となります。いずれもこれまでのお料理時間をより“簡単、おいしい、楽しく”に変え、新しい体験を提供する加熱調理家電です」と、自信を持って新製品をお披露目しました。

↑ブランド戦略をはじめ、商品紹介のプレゼンテーションを行った、シャークニンジャ合同会社 マーケティングコミュニケーションズ・マネージャーの宮井康太郎氏
食器や保存容器もそのままで! 新感覚の卓上クッカー
発表された1つ目の製品は、「Ninja Crispi テーブルクッカー」。パワーポッド(本体)とガラス製のコンテナ(容器)から成る卓上クッカーで、1台で下ごしらえから調理、食卓での提供、保存、温め直しまで完結するのが特長です。電源さえあれば、キッチンのみならず、どこでも調理ができるため、お手軽かつ、その場で取り分けて食事を楽しめる点も魅力です。

本体の構造は、内部に1400Wの高火力ヒーターと大型の熱風ファンを搭載。これに加えて、アルミニウム製の高熱伝導プレートをコンテナ底部にセットすることで、優れた熱伝導の効果を発揮し、食材を包み込むように加熱します。
小型のコンテナ内で効率的に加熱を行えることから、庫内の広いオーブンなどで調理する場合に比べて、時短で調理ができるのも利点。揚げ物は、油を使用しない、いわゆる“ノンフライ”調理のため、油分をカットしてヘルシーに調理ができます。


そして、調理方法もいたって簡単。食材をセットしたコンテナ内に本体をかぶせて、パワーポッドの上部にある操作部で調理モードを選択し、時間を設定するだけ。
調理モードは、表面をカリっと香ばしく仕上げる“クリスプ”、食材をふっくら仕上げ、ハンバーグや魚料理、スイーツなどに適した“ベイク・ロースト”、揚げ物などを出来立てのように温め直せる“リクリスプ”の3つ。加えて、“保温”モードも用意されています。
コンテナは耐熱温度230℃のガラス製で、電子レンジにも対応しています。汚れや焦げ、ニオイが付着しにくく、落としやすいのもメリットです。コンテナは食器も兼ねているので、食材を用意して調理した後もそのまま食卓に出すことができ、洗い物が減らせます。調理中も内部の様子が見えるので、料理の状態を常時確認できるのも便利です。
そして、ありがたいのがコンテナはLとSの2サイズが付属していること。人数や量に合わせてサイズを選べるのはもちろん、2品のお料理を下ごしらえして手際よく調理できるのも重宝しそうです。コンテナには保存用のフタも付属しており、作り置きや、一度冷蔵・冷凍保存した料理を再加熱する際もそのまま提供できるのも助かります。


本体以外のすべての付属品は食器洗い乾燥機対応。高熱伝導プレートにはノンスティック加工も施されており、焦げ付きを防いで汚れも落ちやすいよう配慮されています。

本製品には、日本の料理専門家が開発に加わったオリジナルレシピ集が付属し、50種類のレシピが掲載されています。さらに、2026年春までに合計100種類のレシピを展開予定で、料理のレパートリーはまだまだ広がっていくそうです。



Ninja Crispi テーブルクッカー
定格消費電力:1420W
製品サイズと重量:幅290×奥行250×高さ290mm、約4.4kg(Lサイズセット時)、幅220×奥行210×高さ220mm、約3.0kg(Sサイズセット時)
ガラスコンテナ容量:3.8L(Lサイズ)、1.4L(Sサイズ)
市場想定価格:2万9700円(税込)
鍋もフライパンもせいろも! 1台8役“スぺパ”電気鍋
2つ目の製品は、「Ninja エブリデーポッシブルクッカー」。いわゆる電気鍋ですが、“焼く・炒める・鍋”、“煮る”、“トロうま調理”、“蒸す”、“パスタ”、“白米”、“玄米”、“保温”の”8つの調理モードを搭載し、モードを選択するだけでそれぞれに最適な火加減で自動で調理してくれます。
モードを使い分けていくことでマルチに活躍し、1台でフライパン、中華鍋、せいろ、炊飯器、寸胴、スロークッカー、土鍋の機能を果たしてくれるため、“スぺパ”の高い製品でもあります。
鍋本体は高さがある設計も特長のひとつ。大量の具材も混ぜやすく、フライパンに比べて油が飛び散りにくいため、キッチン周りが汚れにくいのも長所です。



Ninja エブリデーポッシブルクッカー
定格消費電力:1400W
製品サイズと重量(本体・鍋・ガラス蓋):幅354×奥行325×高さ254mm、3.98kg
本体容量:約6L
炊飯容量:2~6合
市場想定価格:2万2770円(税込)
幅20㎝のスリム&ミニマル操作のエアフライヤー
3つ目は「Ninja ミニエアフライヤー」。幅20cmとコンパクトなエアフライヤーで、使用する際も収納時も省スペースなため、気軽に利用できることが魅力。強力な熱風で食材を包み、外はカリッと中はジューシーに調理。Crispi テーブルクッカー同様、油を使用しないノンフライヤーのため、油で揚げた場合に比べて油分をカットできます。操作部は時間を設定するダイヤルのみのシンプルな設計で、誰でも簡単に使えます。

Ninja ミニエアフライヤー
定格消費電力:1000W
製品サイズ:幅202×奥行276×高さ247mm
重量:約2.5kg
バスケット容量:1.9L
市場想定価格:9900円(税込)
手軽においしく楽しい! 料理が豊かな体験に
日常生活において、欠かすことのできない毎日の食事。できることならよりおいしくて、より健康的で豊かな食事をしたいものです。とはいえ、忙しい日々の中では、できるだけ手間をかけずに時短で済ませたいのもホンネ。今回発表されたニンジャの調理家電なら、そんな相反する消費者のわがままな要望を満たしてくれるかもしれません。
それだけでなく、食卓の主役として、家族や仲間と過ごす時間をより充実したものにもしてくれそう。それを思うと、“タイパ”、“スぺパ”に加えて、“コスパ”の3拍子が揃った有能家電な予感がしました。