クラシックか、モダンか。“時”を見つめ直して再定義する、バルミューダの意欲作にして問題作!?「The Clock」を発表会で体験!

ink_pen 2026/3/18
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クラシックか、モダンか。“時”を見つめ直して再定義する、バルミューダの意欲作にして問題作!?「The Clock」を発表会で体験!
GetNavi web編集部
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バルミューダは3月18日、新製品「The Clock(ザ・クロック)」を発表しました。発売に先駆けて行われた記者発表会では、同社がこれまで扇風機やトースターなどで行ってきた“生活の道具の再定義”を、時計という古典的なカテゴリーにまで拡張した新しいプロダクトとして紹介されました。

クラシックとモダンが交錯する“時を味わう”ための新しい道具

The Clockは、単に時刻を確認するための時計ではなく、バルミューダでは“良い時を過ごすためのライフスタイルプロダクト”と位置付けています。「懐中時計の意匠を現代的に再解釈したコンパクトなボディに、音・光・操作性を融合させた新しい体験を込めたもの」と説明しています。

↑一見、何の変哲もなさそうな懐中時計だが、驚くほどの体験が隠されているThe Clock

スマートフォンが瞬時に時刻を示し、スマートウォッチが通知を送り続ける時代に、なぜあえて時計をつくるのか。バルミューダでは、効率や利便性だけが求められがちな現代社会における休息、修復、考える時間の欠如を指摘。

そこで、時間を効率化するための道具ではなく、あえて“時間そのものを味わう”ための道具として設計したのが本製品。また、懐かしいアラームクロックの意匠に最新技術を融合させることで、単なるノスタルジーではなく“パーソナル時間の未来のあり方”を提示したかたちです。

音と光がつくる体験価値とその機能


この製品の最大の特徴は、時刻表示に留まらない音と光の体験にあります。本体にはウーファーとツイーターを備えた本格的なステレオスピーカーを搭載。コンパクトなサイズからは想像できない臨場感のあるサウンドを実現しています。高音のクリアさと低音の豊かさが両立し、音質そのものが“時の流れ”を心地よく演出します。

機能としては3つ。“Relax Time”は、雨の音や、大河をゆく舟の音、ロッジの暖炉の響きなどのオリジナル音源を臨場感あるサウンドを輝く光のモーションとともに再生し、深い落ち着きの空間を演出する機能。

“Timer”は、最大60分まで設定できるタイマー機能で、スタートするとホワイトノイズと呼ばれる、集中を助けるための周囲の雑音を覆い隠すノイズ音が流れ、ヨガや読書、学習などさまざまな時間をサポートします。

“Alarm”は、気持ち良い目覚めのためのアラーム機能。設定時刻の3分前から環境音が静かに流れ、徐々に音が大きくなり、少しずつ覚醒を促し、優しい音色で目覚めを助けます。

懐中時計を現代に再定義した佇まい

本製品で最初に目を引くのは、伝統的な懐中時計を思わせるクラシックな外観。幅75mmの手のひらサイズのボディは、アルミニウムのブロックから1つ1つ削り出され、テクスチャーブラストとアノダイズ処理(アルマイト処理)を重ねることで、深みのある色調と上質な質感に仕上げられています。

本体上部には、象徴的な“クラウン(竜頭)”を配置。この意匠は、懐中時計の親しみやすさを現代的に再解釈したもので、音量調整やアラーム設定、時刻合わせなど一般的な時計の日常的な操作を直感的に行えるインターフェースとして機能します。

文字盤には75個のLEDを用いた独自の発光構造を採用し、ムラのない柔らかな光で時刻を表示します。明るさは照度センサーにより自動調整され、常に最適な視認性を保ちます。

↑手なじみのいい手のひらサイズの懐中時計。文字盤には75個のLEDを配備した独自の発光構造を採用
↑1つ1つ削り出されたアルミニウムの筐体
↑本体の操作はてっぺんのクラウンと3のボタンの組み合わせで行う

↑スピーカーを内蔵。左右のスリットから音が出る
↑クラウン部分は回すことができ、音量調整やアラーム設定、時刻合わせなどを行う

アプリ連携:黒子としてのテクノロジー

アラームの詳細設定やサウンドの選択、文字盤の光り方といったカスタマイズは専用スマホアプリ「BALMUDA Connect」と連携することで変更が可能です。高度な機能はアプリ側に集約し、本体はあくまでシンプルで直感的な“時計”として成立させるという、バルミューダらしい設計思想が貫かれています。

↑時計としての操作は本体側で直感的に行えるインターフェースを採用し、複雑な設定は専用スマホアプリと連携して行う

価格は5万9400円(税込)。2026年3月18日に予約を開始し、4月中旬より順次出荷される。バルミューダオンラインストア、BALMUDA The Store Aoyama、全国のブランドショップ、全国の時計専門店で販売されるほか、5月以降にアメリカ・韓国で順次展開される予定です。

便利なはずの道具やコミュニケーションツールにいつの間にか拘束されたり、縛られてしまったりしている毎日に疲れを感じ、それらから少し距離を置いて癒しを求めたい人に、特に魅力的に感じられるプロダクトだと思います。気になる人はぜひ店頭で一度手に取り、バルミューダが提案する新しい時間の感覚を体験してみてください。

↑会場に展示されていた、試作段階の文字盤の一例。いずれもクラシカル&アナログな表現だがまったく異なる表情を持つ。試行錯誤の末、現在のデザインが採用されたことが伺える
↑分解パーツ。アナログな筐体にデジタルな現代の要素が融合されていることがわかり興味深い
↑かなり精巧なパーツで構成されており、およそ6万円という決して安くはない価格にも納得?

主なスペック

本体サイズ幅75 × 奥行36.5 × 高さ105mm(リング含む)
重量約259g
素材アルミニウム、ステンレス(クラウン)、PC+ABS
駆動内蔵リチウムイオン電池(USB-C充電)
充電時間約2.5時間
連続使用約24時間
通信Wi-Fi(802.11 b/g/n)、Bluetooth 5.0

【フォトギャラリー】

バルミューダ

「The Clock」

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